EF81 の電暖表示灯
ここのところ、田端の EF81 に執着していろいろと写真を撮っていたのですが、写真が溜まってくると形態の違いが気になるもの。目についたのが電暖表示灯の違い。
大きく分けると、前後で同じ高さにランプがついている小型のものと、前後でランプの高さが違う大型のもの、の 2 種類。後者は前後方向の幅が短いので、同じ高さに納まらなかったのかなと。
面白いのは、新しいカマだと小型になるかというと、そうでもないこと。
比較的小型のタイプを付けているのが 78, 79, 99 (図の左端から 2 番目)。さらに、ランプのサイズと比べてギリギリまで高さを切り詰めたタイプを付けているのが 133, 136 (図の左端)。
一方、大型のタイプを付けているのが 58, 82, 86, 87, 88, 91, 92, 93, 94, 95, 96, 98, 99。これもさらに高さの違いで 2 種類あるように見える (下線を付けたカマの方が、それ以外よりも縦長に見える) のですが、気のせいかも。
Comments
電気暖房って今は使ってるんですかね。快速海峡とか東北の末期の客車列車は冷房用電源をここからとってたような気もしましたが。
電気暖房なかったら機関車に死重を詰むわけですから、もっと客車の電源として活用すればよかったのと思うんですがね。明らかに電化区間なら客車のディーゼル発電機よりもランニングコストは安そうなのですが
切り離し時の電源の問題とかでしたっけ
Posted by: 憑かれた大学隠棲 | Jul 26, 2010 11:04 AM
使ってないでしょう。もともと寒冷地の旧型客車向けですし。
固定編成客車は自前で電源を持ってるから、それ以後の客車で電暖を必要とするのは、50 系と 12 系 2000 番台ぐらい ?
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 26, 2010 12:09 PM
EF81の新製時の電暖表示灯は
46号機までが旧型、47~126号機が縦長、127号機以降は台形の横長
という流れですが、横長化は縦長が見にくいという批判が理由なので、電暖の必要がある区配置車は交換されたということかもしれません。少なくともお召し牽引時の81号機は縦長ではありませんし。
Posted by: 砂兎 | Jul 26, 2010 08:21 PM
こういうことがあるから、形態観察は止められないわけですが。
製造時期との関連性は薄そうなので、御指摘の通り、その時点で交換の必要があったカマだけ取り替えたということなのでしょうね。ひょっとすると、特定の時期に特定の配置区所に限定してワーッと取り替えた ?
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 26, 2010 10:15 PM
今頃なんですが…
確か、90年前後に常磐線の泉か湯本あたりで接触事故が発生したのが契機だったかと。
速度向上に伴い、駅構内の本線についてカント打上工事をやったまでは良かったけど、中線との建築限界の干渉を失念してて、竣工直後に中線で通過待ちをしていた貨物列車と通過列車が接触、貨物列車の牽引機だったEF81の電暖表示灯が吹っ飛んだ、という実にあちゃーな事故をやらかしている筈です。
工事ミスとして一般紙にも報道されたのを見た記憶が。
当然カントは再修正された筈ですが…。
Posted by: 彩葉 | Aug 03, 2010 12:48 AM
おお、なるほど。
ということは、カントで傾いたときのはみ出し量を減らすために、高さを抑えたタイプに換装したという話になるんでしょうか。そう考えると、高さをギリギリまで詰めたタイプが存在する理由も納得が行きます。
Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 03, 2010 09:18 AM