最近読んだ本 : 戦艦大和の台所
特に最近「食う寝るところに住むところ」の話に対して関心が強まっている私が、パッと飛びついた一冊。
タイトルは「戦艦大和の~」ですが、実際には「大和」の烹炊所の話は最初の方で出てくるぐらい。むしろ、その後の内容からすると「帝国海軍・艦艇乗組員の食い物事情通史」という感じの内容に仕上がっています。
といっても、戦争に負けた後で図面を焼いてしまったせいで、「大和」の烹炊所に関するオリジナルの資料はないのだそうで、いくらかでも話が出てきているだけ恵まれているというべきかも。
乗組員が三千人かそこらの「大和」でもメシの支度は大変だったみたいですから、六千人から乗っている米海軍の原子力空母になると、料理するのも、食材を積み込むのも、えらいことになりそうです。
米軍の場合、一定の期間ごとに同じメニューを使い回すサイクルメニューだから、メニューを考える手間は省けるかもしれません。でも、だからといって料理を作る手間まで省けるかというと、それはまた別の問題ですし。うーむ。
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