いま見ている本 : 写真に見る満州鉄道
新しい書籍の校正が済んだと思ったら、いくつかの雑誌から原稿の依頼をいただいて、急に忙しくなってきている昨今ですが、その合間を縫って眺めているのがこの本。
写真がメインなので、息抜きに眺めるにはちょうど良い感じです。よくもこんなに写真が残っていたものだなあ、と感心することしきり。もう、最初に扉をめくると出てくる某機関車の写真を見た途端にワッと盛り上がってしまい、一緒にいた相手の方をビックリさせてしまいました (それが何かは現物を見てのお楽しみ)。
満鉄って結果的に、内地で標準軌に改軌できなかった鬱憤を晴らす舞台になったのかも知れないなあ、と思うことがあります。もちろん見た目の印象で、何の根拠もないんですけれど。
あと、機関車が基本的にアメリカ式で、それが戦後の中国の蒸気機関車まで尾を引いたことを考えると、そっちの方でも存在感が強いなあと。
Comments
当時の鉄道技術者の動向とか、日本列島の弾丸列車が満鉄の規格ほぼそのもの、とか、鬱憤を晴らしたんでしょうねー、かなりの方が。
この本、写真集の割には安いので、お財布と相談してみます。前に見たときは極貧を極めていた時でしたので。w
Posted by: ぼろねこ2k | Sep 04, 2010 09:32 PM