最近読んだ本 : イタリア完乗 1 万 5000 キロ
日本国内なら大騒ぎするネタではないものの、海外の、それもダイヤが乱れることで有名な (え ?) イタリアでの完乗記となると、また話は別。しかも、仕事の合間を縫ってチョコマカと乗りつぶしを進めていった上での話ですし。日本と比べると、距離は少なくても実現は困難だったんじゃないかと思われます。
また、実際に乗車する過程で列車種別や切符の種類・買い方など、実際に乗らないとよく分からない話がいろいろ出てくるのは高ポイント。
そんなこんなで希少価値はあるのですが、惜しいのは地図・路線図が巻末にしかないこと。
多くの日本人が土地勘を有するわけではありませんから、冒頭に章をひとつ追加して「イタリアにおける鉄道の概要」「イタリア地理の概要」といった話を追加した上で、セクションごとに現場の拡大路線図を付け加えると、もっと分かりやすい本になったと思います。そこが惜しまれるところ。
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