四国でスイーツ脳 (1) [中村]
取材というかネタ拾いというか、とにかく 3 日がかりで四国をウロウロしてきました。後になって気付いたけれど、ちょうど四国の外縁部をぐるっと一周してくる内容 (ただし、宇和島から足摺岬にかけてのエリアを除く)。
その過程で、またもや「スイーツ脳」を発揮してしまったのであります。
まず紹介するのがこれ。土佐くろしお鉄道の中村駅に新しくオープンした「りぐり LIGRI」で購入した、「ぼかクッキー」と「四角い黒糖バウムクーヘン」(両方合わせて 490JPY)。
重たい荷物を背負って日電歩道を歩く… それはボッカ。「ぼか」とはまったく無関係 (爆)
「ぼか」というのは、サトウキビから黒砂糖を作る過程でできる、ペースト状の糖液のことなんだそうです。それを使ったクッキーというわけ。糖液を売り物にしている割にはあっさりした味わいで、あっという間に平らげてしまいました。
もう一つのバウムクーヘンは地元のケーキ屋さんで作ったもので、しっとりした生地と黒砂糖っぽい味付けがポイント。こちらも美味しいです。ただ、パッケージがタイトなので、取り出すときに気をつけないと、崩れてグジャグジャになってしまう罠が。
Comments
四国でサトウキビ栽培していたんですよね。(香川や徳島の和三盆が有名かと)
砂糖はサトウキビの他にテンサイからも採れますが、テンサイからもそんなスイーツ作れないのかな?と思ったり。
テンサイはビートとも言いますが、なんでよくヨーロッパの農業の説明で出て来る家畜飼料のビートとどういう関係かなあと思っていたら、砂糖用ビートて改良して出て来た品種なんですねえ。テンサイも最近の品種改良だと地球温暖化や高二酸化炭素対応て斜め上の研究しているのかなあと考えたりw(サトウキビを北海道で栽培出来る様にする研究とどっちが斜め上かな?w)
Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Jan 18, 2011 07:21 PM
念のために調べてみたら、「根」と「茎」の違い、あるいは栽培している地域の違いこそあれ、どちらも搾った汁から砂糖を作るのは一緒なんですね。
その過程でペースト状のものができるのが同じなら… と思いましたが、実際にやっている人に訊いてみないと断言できないです。はい。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 18, 2011 10:18 PM
甜菜糖ですが、サトウキビの糖汁みたいな懐かしさのある甘さ、なんてのは無理で、そのままだとえぐみたっぷりの人間に不向きな糖汁になってしまいます。(喰った事あります、甜菜w。アカザ科なのでホントえぐいです)
なので、売りはやっぱりグラニュー糖ですかね。芽室の日甜の工場にある巨大なタンクの中身は全部精白糖だそうで。
今時の品種ですと、10aあたり7t、糖量15%以上あるので結構な物です。寒いところ大好き(暑いと折角蓄積した糖を呼吸で失います)なので、北海道でも田んぼが作りづらい所が主産地です。
あと、所謂オリゴ糖(ラフィノースとか)が糖蜜に大量に入っていて、シロップで売っている物は蜂蜜代わりに使ったりしています。
変わったところでは臓器移植用の保存液に一時特需になったそうで(浸透圧が低くて塩と違って痛めないので)。
Posted by: ぼろねこ2k | Jan 19, 2011 11:03 AM
同じ砂糖の原料でも、えらく違うものなんですねえ…
「ぼかクッキー」はあっさりした味わいが良かったのですが、甜菜で同じことをやったら、米国好みのコテコテに甘いクッキーになっちゃったりして (え
Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 19, 2011 04:41 PM
甜菜でもやっぱり糖蜜は出来るのですが、上に書いたラフィノースみたいな売れる成分はともかく、基本使いづらい(えぐみ強いらしい)ので、ハウスにまいて発酵させて殺菌、とか、融雪剤の塩化カルシウムの飛散防止に、とか割と散々?な使われ方されています。
日甜(甜菜糖を作っている会社)のサイトを折角なので見ていて、何でドライイーストを作ってるの?とか思ったのですが、今調べたら廃糖蜜の有効活用のため、みたいです。
Posted by: ぼろねこ2k | Jan 19, 2011 06:30 PM
>日甜
Q&A見たら色々書いて有りますねえ。
自分で甜菜から砂糖作れますかとか生で甜菜食べられますか。
Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Jan 19, 2011 07:33 PM
塩カル飛散防止に糖蜜を撒くって… 道がベトベトになってしまわないんでしょうか ( ゚Д゚)
Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 19, 2011 10:03 PM
道に糖蜜散布したら、グリップ上がってスリップ予防に良いのでは?と思ってしまった私は…w
(RCでもコースのグリップ上げる為、砂糖水若しくは炭酸抜けたコーラに殺虫剤(で無いと蟻さんとかが寄ってくる)を混ぜてコースに散布する事有ります。)
Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Jan 19, 2011 11:44 PM
そ、それはそうでしょうけど、後始末が大変そう… と思ったけれど、雨なんかで流されてしまうから問題ないのでしょうか、実際には。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 20, 2011 06:52 AM
何、塩化カルシウムをばらまいている時点で洒落になってませんから、車体にしてみたら。 orz
高速道路だと正にバラ撒いていますが、洗車しないと錆に覆い尽くされるんじゃ?とすら思ってしまいます。
塩カルに糖蜜、はヨーロッパでは実施しているらしいです。最初ワタシも大丈夫か?と思いましたが、3秒で上記の結論に至りました。w(どちらかというと、希釈散布の時凍らないような細工を作る方が大変と思います)
それはともかく、除雪予算を3/4にしやがったせいで、下道(国道)は無惨な状態なのが、今年の北海道です。車線一つ完全に潰れていますから。北海道の冬の高速なんて、通っていたらラッキー、程度の物なので国道除雪を余程しっかりして欲しいんですけどね。
Posted by: ぼろねこ2k | Jan 20, 2011 12:11 PM
関越道方面にスキーに行ったときは、いつも帰りに高坂 SA のコイン洗車機で下回りまで洗い流すのがお約束、という私であります。一応、防錆加工はしてあるんですけれど。
JR の人は「冬こそ JR」と張り切りそうですけれど、クルマでないと駄目な状況もありますから、除雪ができないって拙いんじゃないかと…
Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 20, 2011 01:33 PM
まぁ札幌駅周辺のポイントをシェルターで覆わない限り冬こそJR、の説得力も微妙なんですけどね。冬こそ地下鉄、は説得力有ります。w
下道の除雪悪化は、走っている分には実感できるのですが、予算話になると昨年比でどうの、という資料が探すのが困難だったりして、良く解らない状況だったりします。
Posted by: ぼろねこ2k | Jan 21, 2011 12:05 PM
そういうときって往々にして、誰か犠牲者が出ないと話が動かないことがあるのが、困ったものだと思います。ほんと。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 21, 2011 07:11 PM
除雪不備の犠牲者、はコンスタントに出ています、嫌な話ですが。
そのたび「除雪費を増やします」、一定支出を超えると「仕分けます」、延々繰り返して居るんですよね。
救急車の遅延とかも問題になってたりするんで、それを突きつければ有る程度元に戻るとは思います。
Posted by: ぼろねこ2k | Jan 24, 2011 12:07 PM
降雪量なんて年によって変動があるんですから、少ない年を基準にするか、多い年を基準にするか、でもゴタゴタしますよねえ。ベースラインになる額と、状況に応じて上乗せする額、とかいう二段階方式はどうかと思いましたが、外部の人間の思いつきがパッと通用するってもんでもないでしょうし。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 24, 2011 06:33 PM