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Jan 12, 2011

本当に知らなかったの ?

胡主席、次世代ステルス機「殲 20」試験飛行を知らされず 「中国指導層の恥」と米メディア (MSN 産経ニュース)

うーん、これって真に受けていいのかなあ。知っていたけど知らないフリをした、という可能性だって否定できないんじゃないかと。

イランが以前から何度も使っている手ですけれど、「国産で世界レベルの新兵器を実現」とやることで、内向きには国威発揚や政府への信頼感強化、外向きには「手を出すんじゃねぇぞ」という威圧、といった効果が見込める。

と考えると、これ見よがしにタキシー試験や初飛行をやって見せて、しかもネットを通じた画像や情報の氾濫を全然止めようとしていないことに、何の政治的意図もないとは考えられないわけでして。

すなわち、中国の指導層がこの件に何も関わっていなかったとは考えにくい。もしも政府にとって都合が悪いとなれば、過去の実績からいって、全力を挙げて抑え込みにかかるでしょうから。

ただし一方では、「中国の軍拡」とか「中国の俺様外交」とか「新兵器のパクリ疑惑」とかなんとか、中国に対する諸外国からの反感を抑えておきたいという思惑もありそう。となると、露骨に関与や何らかの政治的意図の存在を認めない方が正解。

その相矛盾する要求を解決しようとしたのが、今回の国家主席の態度なんじゃないのと。

P.S.
イランといえば、あの「ステルス性を備えた空飛ぶ船」とか「国産の双尾翼最新戦闘機」って、今はどうなっちゃったんでしょうねw

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