レゾリューション
といっても、イギリスの戦艦やミサイル原潜の話ではなくて。
コンピュータ屋は「resolution」と聞くと反射的に「解像度」のことだと思ってしまいそうですが、実は国連安保理決議も「resolution」。正確には「United Nations Security Council Resolution」略して「UNSCR」。最近だと、リビア情勢に絡んで出てきてます。
リビア上空の飛行禁止と「あらゆる適切な手段の行使」を承認した、先日の国連安保理決議は 1973 号。だから、英国防省のプレスリリースみたいに "UNSCR 1973" なんていう言い回しが出てきます。
という話を blog に書こうと思い、念のために Microsoft Bookshelf で調べてみたら、先に出てきたのが「決意」「決議」で、末尾でようやく「分解・分析」「解決・回答」が出てきてました。やはり「resolution = 解像度」というのは特定分野に限った話のようで…
« 外食産業の客足 | Main | ふと気になったこと »
Comments
Raidでアサインされたバグが人様の都合によりResolvedにもっていけなかったときの敗北感は…(^_^;)
Posted by: AL | Mar 22, 2011 10:21 PM
さすがに、その場面で関係者に raid を仕掛けるわけにもいかないですもんねえ… (をひ)
Won't Fix とか Postponed とか、あまり思い出したくないような。
Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 22, 2011 11:11 PM
私もrsolutionったら解像度、と思うのは古の98のハイレゾへのコンプレックスだと思います。w
たまーに、分解能という意味で文献で見ることはあります。
Posted by: ぼろねこ2k | Mar 23, 2011 12:47 PM
ちょうどいま、その「分解能」が関わる原稿をひとつ書いているのですが、それも resolution ですね。意味合いとしては「解像度」に近いと思います。
SAR の分解能って、プラットフォームの移動速度によって変動したりするのかしらん ?
Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 23, 2011 01:51 PM
移動距離については小さいと十分な「開口」距離が取れないから、「スコシ」開口レーダーにしかならないでしょうね。
あとは情報を必要とする実時間中に必要な情報を獲得できるか?
馬車でレーダー挽いて3日掛けて100km分のデータを集めている間に、敵は居なくなっちゃうけど、地殻変動の検出なら十分?
もちろん、マッハ1で飛んで、100km分のデーターが10分で手に入ったとして、解析に10年掛けても仕方は有りませんが。
自分が動かなくても、相手が動けば逆開口にもなるし。
Posted by: sionoiri | Mar 23, 2011 03:43 PM
確かに、速度というより距離の問題かも。動かなければ、合成のしようがなくなっちゃいますモンね。
Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 23, 2011 04:59 PM
SARはサンプリング周波数で分解能が変わる、みたいですね(と、wikipediaに載ってましたw)、でもこれは進行方向の話で、垂直方向(レンジ方向)の分解能向上は…理解出来ませんでしたorz
Posted by: ぼろねこ2k | Mar 23, 2011 05:53 PM
航空機に搭載する場合、斜め方向から地表に電波が当たるケースが多いと思うのですが、実際のところはどうなんでしょう。そうだとすると、両方の合わせ技 (?) になるのかも。
衛星の SAR なら、地面に対して垂直になるケースが多そうですね。
Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 23, 2011 11:29 PM