最近読んだ本 : インテリジェンス -機密から政策へ-
「インテリジェンスの基本テキスト」(スパイ&テロ) で取り上げられているのを見て、「これは読んでおかなければ」ということで購入した一冊。「インテリジェンス理論の基本テキスト」とありますが、あくまで「インテリジェンス理論」なので、具体的な方法論について期待して読むと、ちょっと肩透かしかもしれません。
ただしその一方で、アメリカのインテリジェンス コミュニティで働こうとしている人、あるいは関わろうとする人が、インテリジェンス コミュニティについてのオリエンテーションというか、インテリジェンス コミュニティについて知ろうとする目的で読む本としてみると、秀逸だと思いました。情報機関といえどもお役所ですから、「いろいろ」ありますし (苦笑)。
自分みたいなポジションだと「得られる情報が足りないので明確に断言できない」っていえますけれど、情報機関だと話は別。限られた情報の中でなんとか結論を出すように求められる場面が多そう。しかも、その判断が国の行方や多数の人命を左右する訳で、重たい仕事だと思います。私には勤まりそうもありません (凹)
Comments
謎の陰謀団の主宰がそんなに弱気じゃ困ります。
Posted by: sionoiri | Jun 13, 2011 08:21 PM
でも、情報に携わる人間があまりイケイケドンドンでも良くないみたいですよ。
http://wldintel.blog60.fc2.com/blog-entry-444.html
Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 13, 2011 11:11 PM