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Jun 15, 2011

実はタッチ式ではないらしい

JR 北海道・789 系 "HEAT789" の仕切扉は、センサー式ではなくて「手で触れてください」とあるところに触るとドアが開くタイプ。JR 西日本でも同じタイプの仕切扉を使っていたような。

では、その標示の部分にセンサーが仕込んであるのかと思ったら、どうやら違う模様。

789AutoDoor

「手で触れてください」と標示がある部分の横に、黒いボッチが。これ、扉を挟んで両側についてます。また、扉の向こう側にも同じ高さに同じものが。

ということは、手で触れると対向するボッチの間の信号 (電波か赤外線か ?) が遮られて、それで自動扉が作動する仕組みになっている模様。これならドアにタッチセンサーを取り付ける必要はないし、ドアから外部に配線を引っ張る必要もないし。

うーん、コロンブスの卵的発想。これは気付かなかったなあ…

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Comments

色々面倒な電磁波と言うことは無くて、赤外線LEDとフォトダイオードの組み合わせかと思います。

この手の自動ドアは、透明ガラスにタッチさせるタイプが牛丼屋などで結構あったような記憶があります。

と言うと、結構貧相な食生活がばれてしまう(爆)

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Jun 15, 2011 09:03 PM

昨年くらいにふとそれに気が付いて、最近その手のドアを開ける時には、そのポッチを触るようにしてます。傍から見ると何してんだと思われてしまいそうですが。
赤外線だとしたら、直接見たりしたら目に危険なのでしょうかね…?

Posted by: | Jun 15, 2011 10:37 PM

あ、名前入れ忘れてスミマセン。

Posted by: きりの | Jun 15, 2011 10:39 PM

LED発光であってLDからのレーザーではないので、そう心配する必要はないかと思います。実は、EOS-3他のキヤノンの視線入力AFでは、LEDから発光した赤外線を白目部分へ当てて、黒目の位置を把握しています。

レーザーだと色々問題はありますが、赤外線の中でも1.5μm辺りの波長は、目に割と安全だったような。

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Jun 15, 2011 11:56 PM

おっと、キヤノンの視線入力AFは「白目」ではなく「黒目」へ当てていたようです。
http://oshiete.nikkeibp.co.jp/qa4543252.html

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Jun 16, 2011 12:03 AM

昔、たぶん千葉の奈良屋(だよなあ、東京の三どこかではなかったとおもう)の食堂の前の洗面所の外の手洗いにそういう感じのセンサーがあって水が出たなあ。流しの左右に光源とセンサーがあったみたい。半世紀くらい前のお話し。あれは何使っていたのだろう。

Posted by: bugaisha | Jun 16, 2011 12:06 AM

接触式のセンサーではなく、光電管ですか。
多分、ダークオンではなくライトオンタイプだと思いますけど。
しかし、人が遮光した結果動作する作りの代物は、自分の所では禁止されているんですよね。

Posted by: ワタナベ | Jun 16, 2011 06:51 AM

なるほど、確かに赤外線の可能性が高いですよね。
確か、681 系や 683 系もこのタイプだったと思うのですが、次に乗ったときに確認してみます。そういえば新幹線でも、グリーン車だけタッチ式にしている事例があったような。

そういえば、トイレの洗面台なんかで使っている自動水栓。あれ、ときどきものすごく反応が悪いやつがありません ?

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 16, 2011 08:32 AM

ありますねえ、手をはずすと出てくるとか、自分で水をかけたいところには最初に水がこない罠。

私が上げた昔のはライトと光電管だとは思いますけど、陶製の鉢に組込でした。

Posted by: bugaisha | Jun 16, 2011 10:15 AM

旧国鉄型の重量感知式ですと、体重15kg以下の子どもに反応してくれなく、結局同じ速度で着いて歩く羽目に…、ちびっ子を列車に乗せるともれなく全車両歩行旅を味わえます。(w
在りし日の281だの789だの全面展望車の場合はまぁ大変と言いますか何と言いますか…(w

で、件の自動ドアですが、多分シルシルミシルサンデーで割と最近やっていましたね。ああすれば、ほぼ確実にセンサーが感知してくれますので。
昔は振動センサーでも組み込んでいたのかな?とか思いました。
781がエアポート運用していた頃は、自動ドアがイチイチ反応するので、皆ドアの自動/手動スイッチで切り替えしていたのも、今や懐かしい思い出。

Posted by: ぼろねこ2k | Jun 16, 2011 12:35 PM

>罠
蛇口の付け根あたりにセンサーを設けてあると、手をかざす位置の判断が難しいように思えます。でも、わざわざ別にセンサーを設けてもコストがかかりますし、メーカーの中の人も苦労していそうです。
こういうもののテストって、やっぱり、いろいろな角度から手をかざしたり引っ込めたり動かしたりしてるんでしょうかね…

>反応
さすがに私の体重なら反応してくれるのですね (苦笑)
マットスイッチをやめて天井にセンサーを仕込み、床をフラット化した車両というと、発端は新幹線の 100 系あたりでしょうか。今ではこれかタッチセンサーが当たり前になって、マットスイッチが希少種になってきたように思えます。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 16, 2011 05:04 PM

> 赤外線LEDとフォトダイオードの組み合わせ
 現在の人感センサーは殆どその組み合わせで、大量生産のおかげも有ってか、かなり安価に仕上がっている様子。
 蛇口の自動水栓もほぼ同様。ただ、感知範囲の調整は結構大変で、TOTOなどの大量規格生産品ならともかく、その他の特注品の場合、そちらの方が面倒なようですね。
 また、当然と言えば当然ですが、極寒冷地で金属に触るのはかなりの危険行為。まあ、北海道以外でも手動開閉が必要な降雪地帯では、ごく当たり前ですが手袋を付けています。タッチパネルのような静電容量方式だと手袋との相性が…ということもあり、単純に赤外光を遮れば良いタイプの方が、という考え方もあるでしょうね。
 以上、ご参考まで。

Posted by: 担当 | Jun 16, 2011 10:00 PM

寒冷地のことは失念してました。確かに、素手で冷えた金属に触ったら「えらいこと」ですね。
といったところで思ったのですが、目が不自由な方が自動水栓を使うのって難しそう。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 17, 2011 08:44 AM

はじめまして。
銀行のATMもタッチパネルじゃなく、多分同様のしくみだったりします。

Posted by: nt | Jun 17, 2011 12:45 PM

なるほど、それで画面の上にモノを置いていると反応しないのですね。

でも、あれってタッチするポイントがたくさんありますから、そうなるとセンサーもたくさんあるんでしょうか。それとも、ひとつのセンサーだけでタッチする場所を区別できるメカが仕込んであるとか…

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 17, 2011 04:17 PM

> 銀行のATMもタッチパネルじゃなく
 「各々の機械に応じて」が正解だと考えますが、コンビニ設置分も含めて最近のコストダウン機種
(中身がwindowsもしくはunix(中でもSolarisが多いらしい)端末)
だと、殆どがタッチパネル方式と言われています。
 なお、タッチパネルの多くは抵抗膜方式で、残りは主に静電容量方式と言われていますが、iPhoneは静電容量方式の典型例。我が専門分野でも「選択項目が多いもの」は静電容量方式の方が何かと楽ですね。
 JRの指定席自動販売機などが静電容量方式(表面型)を適用しやすい典型例(選択項目が多く、画面も大きい)ですが、実際はどのようになっているのかは、中の人に聞いてみないと分かりません。
(詳しくは富士電機や東芝、日立、三菱電機等の技報を参照下さい。よく「新製品」として紹介されています。)

Posted by: 担当 | Jun 18, 2011 09:38 AM

仕事の帰りに255系や257-500によく乗っますが、すぐに気づいちゃいましたよ。
というのも、照射範囲(?)が狭いのか、オジサンが缶ビール持ちながら人差し指でチョンと突いただけじゃ開かないのを見て「?」と思ったワケで。

今はどうか知らないけれど、バスで後ドアから降りるとき、まだ乗客が降車中ってのを運転手に知らせるためにブザーが鳴ってたけど、あの仕組みもこのドアと同様に光を遮ることにより鳴らしてましたよね。ワザと遮って怒られたこともありましたし…。

という予備知識もあったので「ああ、なるほど」と思った次第です。

Posted by: き~よ | Jun 18, 2011 03:57 PM

連投すいません。

照射範囲が狭いのは不用意に近づいて頻繁に開閉するのを防ぐためでしょうね。

確か0系ってドア前の床を踏むと開く一般的なヤツでしたよね(今の新幹線ってどうでしたっけ?)。で、ドアの上の方に「手動」「自動」のボタンがあって、混雑時はそれで切り替えてたような。

Posted by: き~よ | Jun 18, 2011 04:04 PM

>ATM
昨日、山陽新幹線の 100 系みたいな銀行に通帳記入に行ったときに画面の周囲をのぞいてみましたが、それらしいモノは見当たらなかったので、これは抵抗膜ないしは静電式のようです。九州新幹線の速達列車みたいな銀行の方も、そのうち観察してみようかと (←不審な奴)。

>0 系
ええ。0 系はマットスイッチでした。200 系もそうだったはずですが、今も残存している編成はリニューアルのときに変更していたような、いなかったような…

戸挟み防止のためにセンサーを設けている事例は、バスだけでなくワンマン気動車にもありますね。JR 酉のキハ 120 でしたか、人が横切る度にブザーが鳴動するので、出入りの多い駅だと賑やかなことといったら。

Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 18, 2011 04:21 PM

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