Returns to Sunshine
Henry M. Jackson (Gold) Returns to Sunshine after Successful Patrol (US Navy)
USS Henry M. Jackson (SSBN 730) のゴールド クルーがパトロール航海を終えて Kitsap に帰ってきたという記事なんですが、タイトルにある "Returns to Sunshine" って…
航海に出ている間はずっと「海の中」だから間違っちゃいませんけれど、この表現に「ああ、やっぱり太陽の下に帰ってくるのが嬉しいんだなあ」と再認識した次第。実際、いくら米海軍の SSBN が大きくて快適性に配慮しているといっても、巨大な鉄パイプの中で 2 ヶ月も 3 ヶ月も海の中に缶詰になっていたら、精神的にきつそう。
そういう環境で任務に就いているのだから、やっぱり潜水艦乗りってすごいと思う。
Comments
記事の本題とは全然違うんですが……
艦名を見て「あれ?オハイオ級って人名つけてたっけ?」と思ったらこいつだけ人名なんですね。
Wikipedia見るとヴァージニア級でも人名を冠した艦が予定されているようですし、なんかUSNってネーミング・ルールへのこだわりがないというかいい加減というか。
それとも日本人(というか日本海軍/海上自衛隊)がこだわりすぎなだけ?
Posted by: Null_Devices | Jun 03, 2011 01:45 PM
当初は USS Rhode Island になるはずだったのですが、土壇場でこの名前に変わった艦です。ワシントン州選出の上院議員なので、このクラスが最初にワシントン州に配備されたことと関係があるかも知れないですね。
もう米海軍の艦名ルールはメチャクチャもいいところで、フリゲート並みに扱うべきかと思える LCS ですら軽巡よろしく都市名がつく始末。
駆逐艦以下の水上戦闘艦で、昔ながらに軍人の名前をつけているのは Arleigh Burke 級ぐらいのものです。
建造する艦の数が減る一方で、議会を初めとして各方面に「サービス」しないといけないので、ルールに拘っていられないのかも知れません。ちなみに、Los Angeles 級でも 1 隻だけ人名をつけた艦があります。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 03, 2011 02:07 PM
> 議会を初めとして各方面に「サービス」しないといけない
「世界の艦船」(だったかな?)にも 「CVNには命名時の大統領と同じ党の人名が採用される」って趣旨の記述がありましたね。
それでも過去の(死んだ)人の名前をつけるのはまだ良いとしても存命の人の名前をつける(GHWBとか)のは抵抗あります。「おもねり」観がますというかなんというか。
そういえば映画「ファイナル・カウントダウン」でもUSS Nimitzの艦長(?)がタイムスリップした先のハワイで艦名を聞かれて答えたら「存命の人の名前をつけるのはけしからん!」と憤慨されるシーンがありましたけど、今じゃ「存命中の人の名前」は割と当たり前になっちゃてますね。"USS Ronald Reagan"しかり、"USS George H. W. Bush"しかり。潜水艦だと"USS Jimmy Carter"もそうか。Wikipediaでみると、"USS Henry M. Jackson"も起工時は本人まだ存命だったようですしね。
命名担当者は(あちこちから圧力があって)大変かもしれませんけど、「なんだかなぁ」って感じがすごくします(笑)。
Posted by: Null_Devices | Jun 03, 2011 02:50 PM
私の記憶が確かならば、その辺のタガが外れてきたのは USS Carl Vinson あたりからかと思われます。
軍人だと話は違いそうですが、政治家だと「本人が生きているうちに見せておきたい」という政治的配慮が働くのかも知れないですね。もっとも、それで予算をつけてくれるなら安いものかも知れません (ぉ
そういえば陸軍の AFV だと、士官の名前が大半で、下士官兵の名前がつくのは珍しい、というパターンがありますね。Sgt. York 自走対空砲と、Stryker 装甲車もそうでしたっけ。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 03, 2011 05:21 PM