その後の SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO
実際に、このレンズを K-7 と組み合わせていろいろ試してみた結果についてまとめてみます。
まず、ときとして、露出がオーバー気味に出る傾向があるように感じられます。それで必要以上に感度アップされると、ノイズが増えて困ってしまうのです。特に TAv モードを使ってるとき。
そこで、-1/3 補正を既定値にして試しているところ。もしもそれで本当にアンダーになっちゃったら、RAW 現像で手直しすればいいやと。白い被写体を撮るときには補正を解除すればいいし、それをグリーンボタン一発でできるのは K-7 のメリット。
画質については、開放だとちょっとシャープさに欠ける場面があるものの、少し絞り込んでやれば、十分にシャープな画を吐いてくれます。「鉄」がメインなので、これは重要なポイント。
このレンズって、手持ちの K マウントのレンズの中では図抜けて重いので、標準装備のストラップだと細くて首に負担がかかる問題が発覚。そこで、以前から気になっていたエツミのネオプレンストラップを査収してみました。幅が広くなるだけでなく、ストラップ自体が伸縮性を備えているところに期待してみた次第。現時点ではなかなか良い感触ですが、もうちょっと使い込んでみないと。
些細なところでは、鏡筒が太いせいでレンズフードを付けるとボディ下面よりも下にはみ出してしまい、テーブルの上に置くと「頭上がり」になってしまう問題が。クイックシューを付けるとちょうど良くなりますが、重たくなって身軽さをスポイルしてしまいそうです。
Comments
SIGMAは電子接点のライセンスを受けずに自己解析だったと思いましたので、(あくまで推測ですが)ROMからの情報伝達の何かが無くて、露出がオーバーになる事態があったのかもしれません。ちなみに、現象は絞りを絞ったときの方が傾向が大きいでしょうか?
ストラップについては、敢えて標準付属品ではなく、幅の広い、滑り止めのある純正オプションを買っています。伸縮するストラップは OP/TECH USA の奴を持っているのですが、ストラップを手にグルグル撒く癖があるので、個人的な好みですが伸び縮みしない方が有り難いです。
なお、ストラップネタだと「プロスト」というコレクター趣味の世界もあります。私なんかは「それがどうした」という立場ですが。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 01, 2011 01:03 PM
私は手にグルグル巻かないで、いつも首からぶら下げているパターンなので、首に掛かる負担の軽減が最優先ということになりそうなのでした。F1 ドライバーみたいに鍛えてないですし < 首
AE については絞りとの関係も含めて、もうしばらく使い込みつつ傾向を掴む必要がありそうです。場合によっては、そんなに外さないこともあるので。
Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 01, 2011 04:37 PM
今回は直近のAFレンズなので異なるかも判りませんが、一応、K10Dの頃にオールドレンズ装着時の露出が暴れるのが結構話題になっており、それに対する考察が記事としてありましたのでご連絡。
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/longterm/2007/02/02/5509.html
K-7で随分良くなったとは思いましたが、傾向としては残っていたような。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 01, 2011 06:48 PM
うーん、なかなか深くて複雑な世界ですね。
そういえば、しばらく前の小田急の「撮り」をやったときに、色味がなんだか青みがかってしまい、片っ端から色温度調整をやったこともあります。が、これがレンズのせいなのかどうかは不明です。単に WB を「太陽光」にしたのが判断ミスだったのかも。
Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 01, 2011 07:13 PM
ペンタの一眼レフデジカメに関しては、マウント側に絞りレバー連動機構が復活すれば、開放測光が出来て、オールドレンズの露出問題はある程度避けられるんですが・・・。
ちなみに、SIGMAのレンズは全体的に寒色系に転ぶ傾向はあります。「SIGMA」「色味」でググってみると結構沢山(苦笑)。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 02, 2011 08:15 AM
あ、やっぱり… > 寒色系
K-7 でも PC 側で RAW 現像の体制を組む方がいいのかも知れませんね。今は Mac 上で試しているのですが、ソフトがしばしばクラッシュするので困っています。
Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 02, 2011 09:14 AM