カメラ内 RAW 現像のつれづれ
RAW データを確保しておいて助かったと思うのは、微妙に露出を外したときと、ホワイトバランスを外したとき。
特に、測距点を変えようとして方向キーをゴチャゴチャやって、カスタムイメージの設定やホワイトバランスの設定がずれる事故 (?) が起きやすい K-7 では、重宝するところ。しかもK-7 ならカメラ内 RAW 現像ができるし。
ただ、カメラ内 RAW 現像は吐き出した JPEG のファイル名を新しくナンバリングするので、同じ写真なのに複数の JPEG ができてしまうとか、背面液晶で見るときにはファイル名の順番で出てくるから撮った順番と食い違うとかいう問題が。
それでも、K-7 だと「RAW だけ」「JPEG だけ」「両方」と選択削除できる分だけマシですが、RAW なのか JPEG なのかの確認をしないと、またそこで間違えそう。
あと、カメラ内 RAW 現像にそこまで期待するのが間違ってるのは承知してますが、あまり細かい調整は効かないので、じっくりと設定を追い込みたい場面では不便。
ということで結局、RAW 現像ユーティリティを PC 側にも用意してしまった次第。2 種類の RAW 現像ツールを併用するぐらいなら、LightRoom か何かを買った方がいいのかも知れませんけれど、DPP の操作性や手順に慣れちゃってる部分もあるので、難しいところ。
ところで、Mac 版の PENTAX Digital Camera Utility がポコポコ落ちるのって、私のところだけですかー ?
Comments
何か召還されたような(違
カメラ内RAW現像時のファイル名については、EXIFのフォーマットの関係で枝番が生成できないので、連番にせざる得ないと言う話です。こればっかりは関係者が集まって、EXIFフォーマットの改訂で対応していただかないとどうしようもないかと愚考します。
なお、私はMac環境まで手が回っていないので何とも言えませんが、Mac版PDCUについては次の話が多少の参考になるかと思います。
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000152651/SortID=12671499/
そう言う私は、ソフトを別々で使うとか画像ファイル管理が面倒なので、敢えてLightroomを使って統一を取っています。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 25, 2011 12:16 PM
自分の場合、レンズがサードパーティーのことが多いためにlightroom、ということが多いですね。
もっとも、ノートPCでも兄に組んでもらったデスクトップでもそれなりに重いので、はてさてどうしたものやら、と考えてみたり。
Posted by: TB&SH | Aug 25, 2011 08:27 PM
うちの場合、起動は問題ないのですが、終了時にうまく行っていない部分があるようで、「不正に終了しました」ダイアログが出る事態が頻発しております。以前のように、作業中に突然死することはなくなったので、その分だけマシですが。
ただ、どっちにしても拙宅の MacBook だと動作が重くて仕方ないので、素直に仕事用本務機の HESTIA でやることにした次第。今日の HMCS Ottawa の写真も、片っ端から露出を直す羽目になりましたし、この体制を作ってあってよかったです。
どこかのタイミングで、腹をくくって Lightroom に乗り換えることも検討した方がいいかなあ…
Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 25, 2011 10:54 PM
私なんかは、Adobe Photoshop Elements LEがEOS D60にバンドルされていた頃からの付き合いなので、画像管理ツールとして慣れてしまい、今更Adobeの魔の手から逃れられませんが、DPPやPDCUで問題無ければ、レタッチソフトのデファクトスタンダードを握ってしまおうとする「Adobeの野望」(苦笑)に付き合うこともないかと思います。
ただ、TB&SHさんが言われているとおり、サードパーティー製レンズの収差補正機能がLightroomに有るのは、対応レンズがまだまだにしても地味に美味しいところかも。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Aug 26, 2011 09:18 AM
うちの場合、キヤノンはすべて EF レンズなので問題ないし、PDCU でも手作業で収差補正をかければそれなりに対応できるので、少なくとも収差補正の面から Lightroom にする理由はなさそうです。その気になるとすれば、操作性を統一したくなるとかいう理由の方が大きそうですね。
Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 26, 2011 09:30 AM
うちのK20Dの場合も色々ありますが、失敗が許されないような場合は特に
「JPEG+RAW出力にて、後々必要に応じてRAW現像」
としていますね。
まあ、商業写真その他に出すわけではないため、とんでもない露出失敗以外でRAW現像をすることはなく、すぐさまDVD-Rに落としてしまう運用にしていますが、いざと言うときに
「まだ救いの要素がある」
のは有り難いところで。
昔と違い高速SDHCが極めて安価になり、記憶領域馬鹿食いのRAW環境運用でもメモリカードの残り容量をあまり気にせずに済むようになったのは、カメラ本体の革新よりセミアマチュア以上には福音だったのではないか、と考えています。
Posted by: 担当 | Aug 28, 2011 09:19 AM
そう。多少のドジならリカバリーできる希望が残るのが、RAW を撮っておくメリットかなと思いました。露出やホワイトバランスに加えて、ピクチャースタイルやトーンカーブの補正なんかも効きますし。
JPEG 撮って出しなら 2GB もあれば余裕綽々ですけれど、RAW だとせめて 8GB はないと安心できないですねえ。
Posted by: 井上@Kojii.net | Aug 28, 2011 04:15 PM