「エアワールド」2012 年 1 月号
今月号のトップ記事は「対談●井上孝司と関賢太郎が語る『乗ってみて (?) わかった F-35 のスゴさ』」。
私が撮りまくってきた画面写真の中から、厳選して (?) 蔵出ししているのは注目ポイントかも。
とかいってページをめくってたら… 私の写真、頭のてっぺんが薄くなりかかってるのがモロ分かり (汗)
それはともかく。個人的には「米副大統領の乗機の前に立つ警護担当」(多分、シークレット サービスの人) が、いかにも絵に描いたような MIB っぽい風貌で、思わずツボにはまって笑っちゃいました。
Comments
沖縄だと入荷は1週間後(25~27日頃)ですね。楽しみにしてます。
そういえば航空情報のF-35シム公開の記事で写真に映り込んでたような気がします。
Posted by: 昌哉 | Nov 19, 2011 10:59 PM
そんなにかかるんですか。なんだか大変ですねえ…
航空情報の写真には、モロに写ってました。関さんが映ってるというので「関さんを探せ !」を企んだら、実はミイラ取りがミイラになったという落ちであります (苦笑)
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 20, 2011 09:24 AM
>頭のてっぺんが
ロックオンしますた。何処かが炎上したまで読んだ(^_^;)。あれは単に室内のライトの反射でしょう。
でも何ですね。戦闘機もここまで来ると、それ何で金の掛かるパイロットを乗せてんの? ネットワークが太くなるならUAV化しちゃって、後方に控えるAWACSからのリモコンでヨクネ? な感じですね。
てか私は、よくパネルの写真まで撮らせてくれたなとそっちが驚き。
Posted by: えいじ | Nov 20, 2011 06:19 PM
いや、やっぱり遠隔操縦だと状況認識と対応に問題が出るから、生身の人間が乗ってないと駄目でしょう。決まりきった、パターン化できる任務だったら UAV でもいいと思いますけれど、「出たとこ勝負」の色彩が強まるほど、UAV 化は難しいと思います。
今回、写真は撮り放題だったんですよ。そもそも、前方の頭上には計器盤の内容と同じものを表示する大画面テレビまであるというサービスぶりでして。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 20, 2011 08:09 PM
F-35てリアルにSFの世界が実現した戦闘機ですなあ。
そりゃ開発に手間取るし、価格も高騰するかと。
F-22とF-35の間て想像以上に大きいのかなとも。(F-22も改修して能力向上させるでしょうが)
楽になってと言ってもその分パイロットがこなさなくてはいけない仕事量が増えて結局楽ではないて事になるかと(・ω・)ノ
Posted by: 井上さん二人分の重さの男 | Nov 21, 2011 07:49 PM
そこで、いかにして必要な情報だけを提示して、かつ、それに迅速にアクセスさせることで意志決定に寄与するか。それこそが、状況認識能力のキモだと思うのですよ。単純に大量のデータを垂れ流すうちは出来が悪いわけです。
そういうところの能力は間違いなく、F-35 は F-22 を圧倒していることでしょう。対地攻撃を担当する機体であれば、関わってくる脅威も多種多様になりますし。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 21, 2011 08:58 PM
>F-35 は F-22 を圧倒していることでしょう。
5年後の機密性ということを考えると、F22が持つ優位性ってスーパークルーズくらいのものですよね。35と22が模擬戦した勝敗率とかあるのかしらん。
アップデートした時はまた応相談だけど、そろそろ22売ってもよくね? という判断がどこかであるべきだったのに、それより新しい35は買え!で、いずれロートル化する22は絶対に売らんというのは変な理屈だと思う。日本としては、そういう口説き方もあったはずなのに。
次女は嫁に出すけど、長女は家の外には出さん! みたいな理屈で。
Posted by: えいじ | Nov 22, 2011 08:26 AM
写真もそうですけど、内容も良かったですよ。
青木さんが、絶対書かないような内容で。
エアワールド、舐めちゃいかんですね。
整備とかの次元の話も、興味津々でした。
>F-22は出さない
対地攻撃能力はともかく、F-15のように、伸ばし代があるという事かも。
でも、ホントに、次どうするんだろう。
15年後、LMTSを退職したエンジニアが、スホーイにいたりして。
Posted by: いーの | Nov 22, 2011 10:43 AM
F-86Dも腕が3本いる、とか言われたそうですし、搭載システムがこなれてくるまでは大変なんじゃないかなぁ、と思ったり。
そのうち、ヘルメットから脳波拾って必要な情報を大写しする、なんてことに……。
Posted by: TBSH | Nov 22, 2011 01:51 PM
そこで、操作を楽にするために HOTAS とかタッチパネルとか音声入力とかいうものがあるわけでして。
ちなみに記事中ではボツになってますけれど、F-35 のタッチパネルって基本的にドラッグ操作はできないんですよ。間違って「ズルッ」とやっちゃったらえらいことだから。
F-22 についても、Increment 3.2 改修が入ると通信系などの機能がかなり強化されるのですが、いつ実現するかは不透明であります。せめて Link 16 が受信専用ってのはどうにかしないと。
>青木さんが、絶対書かないような内容
青木さんには青木さんの芸風がありますし、私には私の芸風がありますし。他の方や他誌と同じことをやっていても面白くないので、いかにして独りよがりに陥らない独自性を出していくかが課題であります。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 22, 2011 07:36 PM
> ヘルメットから脳波拾って
ロシア語で考えないといけないのですね?
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Nov 22, 2011 07:58 PM
ヘルメットの向きに合わせた外部映像やキューイングなら、表示できるんですけどね…
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 22, 2011 08:22 PM
> 必要な情報だけを提示して、かつ、それに迅速にアクセスさせることで意志決定に
意思決定支援システムだけでも難しいのに、チョットしたことでも簡単に外交問題に発展しかねない軍用機では特に難しそうですね。
過去ならば「ベテランならではの熟練」が戦闘機やAWACS、地上コントローラの世界でしたが、そのノウハウを取り込んだエキスパートシステム構築が最大の鍵になるような。
私個人の専門分野でも、それら情報を如何に優先順位をつけて表示するか、一方で連続監視の必要はないとしても、定期的にチェックしたり、人間による再チェックを支援したりと、
「実際に物を動かしてみないと分からない・苦労した人間だけしか分からない極めて貴重なノウハウと運用思想」
が鍵になるのですが、P-1における作戦支援システムなども出現している今、井上さんが良く仰るとおり、ドンガラよりあんこ、特にその味付けが単なるブラックボックス以上に重要になりそうですね。
Posted by: 担当 | Nov 23, 2011 05:46 AM
そういう意味でも、情報の共有・融合・提示といったところの話をほとんどしていない機体って、「えー、それで大丈夫なの ?」と思ってしまうところがあるんですよねえ。単に MIDS-LVT が載ってて Link 16 がつながればよい、って話じゃないだろうと。
そして、情報をどう見せるかという部分では運用経験の蓄積がモノをいうので、ポッと出の新型戦闘機には真似できないんじゃないの、と。カタチだけが第五世代戦闘機の要件じゃないぞと。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 23, 2011 02:02 PM
> 情報をどう見せるかという部分では運用経験の蓄積がモノをいう
仰るとおりですね。
某世界では、ハードウェアは別としてUNIX系(Linux・Solaris・HP unix余り関係なし)でほぼ席巻されようとしており、FA制御でも考え方はほぼ同じ
(TRON他異端もあるが組み込みOSの選択肢は僅か)で、
ソフトウェア・ハードウェア制御は殆ど共通化されようとしています。
(細かい制御器についても、組み込みOSでは現在ではほぼ同様:ただし、秘匿性他を必要とする物は「特別な何か」がある場合が多いし、自動車関係でTRON派生が多いのも一部関係。)
(ただしstuxnet騒ぎ他で風向きが変わりつつあり、TRON他異端の重要性が意識されている状況と聞いています。
<つまり原理的多重性確保の観点が強調されつつあることも関係。)
そのため、見た目華やか(?)な MIDS-LVT や Link 16 より、それに載せる情報信号の方が遙かに重要であって。
日本のpre-MSIP機やF-2A/B搭載予定の Link 16 代替システムでも、情報信号の遣り取りやその信頼性は当然としても、そこに載せる情報をどうするのかが、一番の勝負であり、今後の技術開発はその点に大きな労力を割くべきものと考えられている、と中の人から聞いています。
(米軍さんは勿論リンクや機械については積極的だが、肝心要のアンコ(つまり一番欲しいノウハウ)は当然の如く絶対に明かさないそうで、部分的な供与も難しいようです。)
その意味ではF-35Aは申し分ないのですが、ハードよりアンコという考え方で、FA-18Eで取り込んでしまうのが得策、という考え方が、P以外の特に情報系の方には徐々に浸透しているようです。
ちなみに市ヶ谷某所ではOA関係はunix路線で行くとのこと。
勿論、普通のOA(ワープロや表計算、小規模DB等)何かと普及しているwindows機の方が大勢を占めますが、大規模クローズドや電算会計処理の世界ではベンダーの数などでunix路線の方が有利なのだそうです。
Posted by: 担当 | Nov 24, 2011 01:11 AM
情報信号というか、要するにレイヤー 4 かレイヤー 5 より上のレベルって話ですよね。Link 16 だとメッセージ フォーマットが決まってるからいいですが、自前で作ろうとすると、それをどうするかという問題が出そうです。かといって、Link 16 と同じプロトコルを使って相互接続できる独自ターミナルを作るなんていったら、それはそれでもめるでしょうし。
ちなみに Stuxnet ですけど、ちゃんと Windows Update をやってれば感染しなかったんですよ、あれ。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 24, 2011 05:08 PM
今までの話を聞いていて、情報の見せ方に経験がものを言うと言うことは非常に良く判るのですが、となると、専守防衛の我が国と、米国を筆頭とする実戦経験国とのノウハウの差が今後益々広がってしまう訳で、国産機厨としても「辛いところだなぁ」と思ってしまいました。
日本の強いパーツの部分で食い込むにしても、AESAレーダーは各国ともぼちぼち実用化しているし、(艦船用ですが)三菱電機が開発した窒化ガリウム(GaN)系半導体のフェーズドアレイレーダーにしても、米国にもGaN系青色LEDを製造・販売しているCree社があるから、日本が絶対有利とも言えないですし・・・。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Nov 24, 2011 07:25 PM
とはいえ、そこで「自国市場限定のひきこもり」になってしまえば、置いてけぼりを食って差が開くことこそあれ、追いつけることはないと思うんですよね。いずれ、何かの形で海外勢の土俵に打って出ることは必要じゃないかと思っています。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 24, 2011 08:03 PM
そんな事言っても武器輸出3原則を決めたのも運用をするのも政府であって防衛省でも自衛隊でもましてや防衛産業ですらありませんから
それに一部の強みに特化すると言ったって、小国ならそれでいいかもしれませんが日本はそれで生きていけるほど小さくないですから
ポット出の新型戦闘機すら作り(れ)もしない国とはもっと差がついちゃうと思うのです
結局そういう所も戦闘機を作らないとわからないのであれば、それだけでも作る理由になると思います
Posted by: ando | Nov 26, 2011 01:01 PM
別にこれ、私が勝手にいっているだけ話というわけでもないんですよ。とりあえず、防衛省が公表している「構造改革ロードマップ」の御一読をお勧めします。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 26, 2011 01:57 PM
防衛省内で何言っても財務省が認めなければ終わり、政府が認めなければ、国会で政治問題化して妥協の為に見送れば終わりです
そして外国製(殆どの場合アメリカですが)の場合、相手国の政府・議会の事も考えなきゃいけない
そもそも同じ防衛省の将来戦闘機の話はどうなったんですかと(まあこれは予算獲得の為のアドバルーンみたいなもんですけど)
まあ昔から伝統的に財務省も政府も輸入すればそれでいいではないか
という考えの方が多いですから問題ないのかもしれませんが、じゃあこれまでライセンス生産、国産にかけたコストは無駄だったと言う事で責任問題になりませんかね?
メーカーのその部署の人員も即刻配置転換かクビにして、早急に事業を撤退しなきゃいけないし(まあ既に撤退が始まっちゃってますが)
多くの新興国が、勿論外国の助けも入ってますが国産化する動きとは逆行してるように思います
10月の終わりころ、産業展示の席でメーカーの人に個人的にどの機体が良いか?と聞いた時にスーパーホーネットと答えたのはその辺の事もあったのかなあと思ってます(既にF-35でも一部の製造をおこなえるというロッキード社の発言もあった後だったと思います)
Posted by: ando | Nov 27, 2011 01:02 PM
それでは逆に伺いますけれど、これまでのやり方を今後も継続しようとして、それが実現可能だとお考えですか ?
ライセンス生産できなければダメ、という主張はちょいちょい見受けられますけれど、産業基盤維持にしても稼働率の維持にしても、究極の目的は有意な戦闘力の維持であるはず。裏を返せば、戦闘力の話より先に産業基盤維持の話が来たら本末転倒ってものでしょう。
さらに付け加えるならば、もしも今回の F-X で思い通りになったとしても、その次はどうなのか。また同じことの繰り返しで堂々巡りになり、本来の目的がお留守になりはしないか。そこが個人的に非常に懸念するところなわけです。
少なくとも、従来のやり方でいいのかどうか、今後の方向性はいかにあるべきか、という議論は必要だと思いますよ。どういう結論に行くにしても、そこで材料が出てくることが、財務当局や与党などを納得させるためにも必要なわけで。
ちなみに責任問題って話ですけれど、それって「英霊が血を流して手に入れた土地は手放せない」的な議論に見えるんですが… 過去に築き上げてきたものの中から、残せるものを選び出して残すことこそ正しい責任のとり方で、すべてを護ろうとしてもすべてを失う羽目になるんじゃないかと。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 27, 2011 01:41 PM
書泉ブックタワーにエアワールド置いてなかった。売れちゃったのかな。
やっぱ、池袋のジュンク堂ですかね。
他誌は、別冊ターフーンや別冊スパホが並んでた。商魂たくましい。
Posted by: しまだ | Nov 28, 2011 09:57 AM
そういえば、「タワー」で AW 誌を見かけることって少ないような気がしますが、気のせいかも。あるところにはしっかりあるんですが…
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 28, 2011 10:30 AM
昨日、何時も航空祭で購入している柴田三雄カメラマンのカレンダーを書泉ブックタワーへ買いに行ったのですが、見たら航空機の棚とは違うところですが、目立つところに1冊あったような。ヨドバシ秋葉原の有隣堂にも1冊ありました。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Nov 29, 2011 08:15 AM
ヨドの有隣堂には、いつも置いてありますね。早売りはしていないのですが、これは早売りの方がイレギュラーなので仕方ないかも。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 29, 2011 12:47 PM
あちゃー。見落としたか。残念。
JWingとか別冊スパホなんかは、フロアの真ん中の一山に
平積みになってたのに、エアワールドは積んでありませんでしたね。
年間購読者には、いさく先生の対談のストリーミングが見られるとか
別冊シーパワーがついてくるとか特典があったら申し込みそう。
ま、力作のリポートよりもいさく先生の対談に喰いつくのは、
わたしのようなミーハーが多いと思います。
Posted by: しまだ | Nov 29, 2011 09:55 PM
今の職場への通り道にある市ヶ谷駅前の文教堂書店には、お堀の反対側だとは言え、場所柄「エアワールド」誌が必ず入荷しておりますが、ちょうど今週は店内改装で店を閉めているんですよね・・・。(今月号を買いに行ったら、いつも以上の大量入荷で驚いた(苦笑))
書泉系列だと、高校時代からお世話になっている神保町の「書泉グランデ」だったら、確実にあると思いますが。
あと、本が出てしばらく経つのでカミングアウトすると、対談の紹介記事を見て関賢太郎さんが「MASDF」の中の人だったと始めて知りました。「航空機新聞社」を見ていて爆笑していたクチなので、かなりの勢いで驚きました。
で、「MASDF」を今見たら「航空機新聞社」の記事が更新されているし(苦笑)
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Nov 29, 2011 10:22 PM
今度、AW 誌の編集部に行く機会があったら、どこだと入手しやすいかどうか訊いてみましょうか。
Posted by: 井上@Kojii.net | Nov 30, 2011 08:44 AM
それでは逆に伺いますけど、今回のF-Xはそれでもいいとして、その後もずーっとまた米国製戦闘機(無いし他の外国機)を購入すると言う事が本気で正しいと思いですか?
その次か又その次は国産でしょうね。
F-1もF-2もそのつもりだった訳ですし
「そもそも論」で言えば究極の目的は安全保障と国益でしょう。
責任問題って、そんな大仰な事じゃなくていずれの決定にも責任は伴うと言う話なんですけど…
ライセンス生産は稼働率の為で、稼働率(と、その時点で最高の性能の戦闘機を選ぶという方針)は定数が比較的少ないから、現実的に優位を保つ(少なくとも不利にはならない)と言う事になってますから
定数を大幅に増やせるなら、「その時の最高の性能の機体をライセンス生産」ではなく、稼働率は低くともそのまま購入しても、そこそこの性能の機体をライセンス生産しても、思い切って性能は妥協してでも一足飛びに国産化でも、それらのミックスでもいい訳ですが
そして、生産をどうするかにしろ、戦力の維持にせよ、F-2生産終了で戦闘機生産が一時的に途絶える事ともう寿命が限界に近いF-4の代替機が決まらない事にあるのですが、そうなったのは最初にF-22に拘わり時間を浪費した挙句、結局米議会で輸出禁止と本国ですら調達打ち切りで売ってもらえなかった事と、F-22の為にF-2も打ち切ってしまった事な訳で
(次や更に次の時も、米国内政治上外交上軍事上その他の理由で戦闘機導入に対してどんな問題がでてくるかわからない)
「英霊が血を流して~」「全てを守ろうとして~」云々ってコストがここまで膨れ上がってるけど、多数の国から出資を受けて、他機種を代替すると言う壮大な計画の事を思い出しましたが…
本音を言うと正直ロッキードが最近になって出してきた一部生産容認とか意外な低価格のような「好条件」も胡散臭さ過ぎるんですよね…
小さい字で※ただし、米議会が認めた場合に限るとか、※○○は別料金となっております
とか書いてあるんじゃないかと(笑)
Posted by: ando | Dec 03, 2011 12:29 AM
そもそも、「純国産」については私は否定的ですから。米国製かどうかはともかく、経済的な問題を考えれば、国際共同開発で行くしかないと思ってますので、私が書いていることはすべてそれが前提です。純国産で行くぞという意気込みを持つことと、それを実際にやるのは別の問題。
上の方で「新たに戦闘機の国産に乗り出す国」の話が出てきましたけれど、あれだって輸出による将来的な数量増加を見込んだ上での話で、はなから自国限定のつもりでやっている国がありますかどうか。中国ぐらいパイの大きい国なら話は別ですが。
もちろん、国際共同開発は他国の意向に振り回されるリスクを伴うということにつながりますけれど、自国だけを対象として少量生産にとどめて、価格もリスクもすべて自国で背負い込むのと比べて、どっちがマシでしょうね ?
「数が少ないから稼働率を高くしないとダメ」っていうのはライセンス生産論者がいつも持ち出してくる常套句ですけれど、ライセンス生産しないと稼働率を高くとれないのか、そうなる理由は何なのか、解決策はないのか。といったところまで話をしないと説得力を欠くと思いますよ。
そもそも、FMS という制度を dis る人はいっぱいいますけれど、FMS の具体的な内容や利害得失について、ちゃんと理解した上で書いている人はどれだけいるでしょうね。
Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 03, 2011 09:55 AM