寒い電車
「いつ廃止になるか分からないし、今のうちに乗っておかないと」と思っていた「きたぐに」ですが、いきなり尻に火が点いてしまったので、人が集まる前にということで、慌てて (?) 乗りに行ってきました。
581 系・583 系というと、「つばめ」で岡山から博多まで、「金星」で博多から名古屋まで、あとは 17 年前に「きたぐに」で直江津から大阪まで乗っているので、それ以外の記録を忘れていなければ今回で 4 回目。前回と同様、B 寝台の上段にしてみました。
ところが、なんだか寒かったのです。備え付けの毛布をかけても寒いのです。上段は屋根裏部屋みたいなもんなので、外気の冷え込みが影響していたのかも知れませんが、困ったものです。私は着替えないで寝たので未だマシでしたが、備え付けの浴衣に着替えて寝たら、風邪をひきそうな寒さ。
なんていっていたら、こんなニュースが。
阪急電車内は10度台前半 「寒いのを辛抱して」 (MSN 産経ニュース)
('A`)
家でも電車の中でも、例年以上に厚着と熱源が必要になりそうで、体脂肪率が低い私にとっては憂鬱な話です。ほんと。
Comments
いつ頃までだったか・・・
座席下ヒーターがONになっているのが互い違いで確率二分の一
気をつけないと駅につくたびに寒い思いだったですよねえ。
Posted by: bugaisha | Dec 20, 2011 09:04 AM
確か木次線に乗ったときでしたが、キハ 120 の座席って足元にヒーターがあるところとないところとあって、後者だと寒くて仕方なかったので前者の場所を探して座ってました。ロングシート車の意外なメリット ?
Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 20, 2011 04:34 PM
抵抗制御車の電動車で、抵抗器の真上あたりを狙えばよろしいかと。
6000系なんかは派手に発熱するので、夏場特定の扉の近くが暑くて暑くて……
Posted by: TBSH | Dec 20, 2011 08:54 PM
それって、床板を通して車内に熱気が上がってくるのだとしたら怖すぎる…
外から熱風を吹き上げるのなら分かりますけれど。
Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 20, 2011 11:42 PM
さすがに床板が熱いってことはありませんでしたが、扉は熱かったですね。扉が開けばもう大惨事でした。
京阪を見習って、3000を全滅させればかなりの節電にはなるように思いますが……まあ予算とか予算とか(ry
Posted by: TBSH | Dec 21, 2011 08:24 AM
扉自体はともかく、乗降口の熱の壁はありましたねえ、昔。
(そういえば最近無い)
まあその前に冷房が無い時代で考えてる時点で、ずれてるな。
扇風機だったし。冷房あっても季節の変わり目で工事してないからかからないっていわれたり。(いつの時代だ?)
Posted by: bugaisha | Dec 21, 2011 04:04 PM
扉の真下に主抵抗器があると、熱気が吹き上がってくるんですよね。特に強制冷却式だと排気が集中するので目立ちます。
その昔は「これから地下鉄に入るので冷房が止まります」なんて時代もありましたっけ。あと、忘れちゃいけないトンネル冷房。
Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 21, 2011 06:27 PM
>トンネル冷房。
これの放熱による陽炎で火事騒ぎってのもありましたねえ、錯覚ですけど。
Posted by: bugaisha | Dec 21, 2011 09:42 PM
>阪急電車内は10度台前半 「寒いのを辛抱して」
客に会社の都合を押しつけないで欲しい、と言いたいですが、
関電の電力需給バランスはそんなに厳しいのでしょうか?
まさか阪急電鉄の「プライド=ブランド維持作戦」の一環、
というのでしたら、トラウマの残る人以外はJRに乗り換えても
仕方ないですね。
Posted by: 池沼・高橋和司 | Dec 21, 2011 11:47 PM
どこぞの市長のおかげで大変に苦しい思いをしております。この夏、堺の発電所が落ちてかなり綱渡りでしたし。
失礼を承知で申し上げれば、今一つ「プライド=ブランド維持作戦」の意味が分かりかねるのですが。
Posted by: TBSH | Dec 22, 2011 09:47 AM
「痩せ我慢」というか「武士は喰わねど高楊枝」というか、そういうところでしょうか。と推測してみました。でも、かりにもサービス業であれば、それを本気でやっちゃいけません。
Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 22, 2011 02:52 PM
「きたぐに」のヘビーユーザー
(実家帰省時に使用:特に実家から新潟に戻る際には必ずこのルートを取る)
が通りますよ。
「きたぐに」のリニューアル型583 系(JR西日本保有)は相当分手が入っており、今後もしっかり手入れすれば十二分に持つと思われるのですが、唯一暖房だけが泣き所で。
暖房が弱すぎるのではなく、その調整がとても難しく。
強くすればB寝台上段は温風がまともに入る箇所ではサウナ風呂のような暑さ。
弱くすれば寝台上段は屋根に積もった雪などの伝熱(屋外空調機器他で結構吹きだまります)でとても寒いという具合で、冬場のB寝台上段はかなり賭の部分が多いところです。
(夏場は夏場で冷房がもろ掛かるか、それとも車内の熱気に追いつかないかの極端です。)
ちなみに冷暖房で言えば中段が当たりです。車窓風景不要ならばこれがお勧め。
下段は夏場は問題ないのですが、冬場は583 系特有の折り戸
(これが徹底的に折り戸で、引き戸はトイレ以外、車両連結部にしかない)
他のどうしても避けられないすきま風や乗降時の冷気などで、底冷えします。
583 系リニューアル前は車窓が「2重窓+ブラインド」の豪華使用だったのですが、リニューアルによってブラインド撤去。ただし車窓側カーテン装備によって、窓からの冷気浸入がかなり抑制されていますので、冬場は相当分暖かくなりました。
(冬場に車窓側カーテンを開けるととても冷え込みます。これは583 系は共通で、特に寝台においては通路側、車窓側のカーテンを如何に完全に閉めるか、によって保温性が全く変わります。<是非お試し下さい)
以上の点を考慮しても、私個人はその絶対的な広さや、車窓風景を眺めるために「B寝台下段」指定。
乗車1ヶ月前までに、前もって駅みどりの窓口(こちらでは5時に開きます)に予約のお願いをしておき、年末年始・お盆時期のプラチナチケット争奪戦にいつも勝ち残っています。
上段、中段は少しだけお安いので、下段が開いていても特に中段が埋まっていることが、良く見受けられますが、上段は正直なところ居住性や高所、荷物などの問題でお勧めできませんね。<それが良いという見方も。
実際問題としては、「スロハネ(電車A寝台)」がこのJR西日本保有車両しか有りませんので、今これに乗らないと臨時列車化と言っても、二度と乗れなくなるのではと危惧しています。
ちなみに「きたぐに」ですが、繁忙期(年末年始・お盆時期+夏休み時期)と週末は大混雑なのですが、平日は…なのでしょうか。<逆に一度も平日に乗ったことのない人
どうしても「京阪神~新潟(県内)」間の輸送がクローズアップされる「きたぐに」ですが、実は特に繁忙期になると「京阪神~金沢・富山」間で乗車率が極めて高くなります。
特に上り(大阪方面行き)で顕著なのですが、大阪で始発の「あすか」に乗り換えて関空に乗り込み、関空の(海外)早朝便の利用客が極めて多いところです。
そのため、通常4両しかない普通座席自由席では、海外旅行用の大きなスーツケースをもった方が金沢・富山から大挙して乗り込み、比較的大きな大型荷物置き場もいっぱい。スーツケースのため、網棚にはとても置けませんので、普通席通路にスーツケースが溢れる状況が多々見受けられます。
(因みに下り方向では関空最終便乗り継ぎ客が意外に多く、上りほど激しくありませんが、同じような状況が見受けられます。)
なお、代替としては大阪~新潟間、大阪~長岡・三条燕間の夜行高速バスが存在して、3列シートのしっかりしたもので安価なため、それなりの人気(予約が取りにくい!)を誇ります。
しかし、大阪~新潟間の続行便(通常1台運行だが、繁忙期では増便有り)は期待できても、大阪~長岡・三条燕間ではパートナーの越後交通(あの真紀子関係他で有名:給与待遇でも…)側のキャパに限界があるため、南海側で車両に余裕が無き限り、続行便がほとんど無い状況です。
(そもそも越後交通側のキャパに問題があり、路線開設当初は南海側から3列シートの専用車をリースしたほど)
以上、長くなりましたがご参考まで。
Posted by: 担当 | Dec 23, 2011 03:00 PM
訂正忘れていました。
×「スロハネ(電車A寝台)」→×「サロネ(電車A寝台)」
です。
Posted by: 担当 | Dec 23, 2011 03:06 PM
結局のところ、M'N 車のパンタ下・中段がベスト、というありきたりな結論になってしまったりして。でも、屋根に接しているという点では上段と同じなので、冷えの解決にはならないかも知れないですね。しかもデッキに近いから隙間風が入りやすそうだし。
それ以外の中段だと、上下の空間が狭いわ、荷物を置く場所はないわで、個人的には敬遠したいところであります。荷物置場については、まだしも上段の方がマシなので。
ところで、「あすか」だと関西本線の DC 特急になっちゃいますよ~ 「はるか」ですよね。
Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 23, 2011 04:16 PM
> 「はるか」ですよね。
あうっ。その通りです。色々直すつもりで、何だか間違い続く所で。
どうもありがとうございます。
<実際、阪和線等は「熊取」に行くために、散々学生時代に乗っておきながら快速にしか乗る機会がなかったり。当時は関空も工事中。そのため「はるか」には乗ったことがない自分でした。
> M'N 車のパンタ下・中段がベスト
良く推奨されるのですが、ご指摘の通り「すきま風」や乗降音の問題などで、私個人はパンタ下はお勧めできません。一度だけ乗ったことがあるのですが、中段としては余裕がある反面、天井よりすきま風による冷えの方が厳しかったですね。
乗降音は個人差があるので何とも言えませんが。
私個人は、583 系なら何かと余裕のある下段鉄板派です。高さの問題も窓方向には余裕があるため何かと楽ですし、手荷物の処理も寝台幅が広いだけに、その分の余裕があります故。また、中段程度なら何とかなりますが、上段まで手荷物を上げ下げするのは少し危険を感じたりします。
客車寝台なら、開放式寝台上段でも通路側天井裏の荷物スペースが有り、その分だけ楽なのですが、583 系は手荷物置き場も少々考えどころです。
Posted by: 担当 | Dec 23, 2011 09:32 PM
車体の傷みがどうとかいう話は抜きにして、そもそも接客設備の面で 583 系が現代に通用しなくなっていると考えると、「きたぐに」が臨時格下げになるのも致し方ないかなと思うのですね。当節、三段式 B 寝台ってこの系列だけなわけですし。
もっとも、「ネタ」として考えると、その三段式 B 寝台が面白いわけですけれど、寒さ対策は必須ということで。
Posted by: 井上@Kojii.net | Dec 23, 2011 11:05 PM