最近のお仕事 : WAR MACHINE REPORT No.16
「PANZER」誌の別冊「WAR MACHINE REPORT No.16 英独航空決戦バトル・オブ・ブリテン」で、イギリス軍の防空戦で重要な役割を果たした CH (Chain Home) レーダー網と、それに関連する航空戦の指揮管制について書きました。
そもそも日本では CH レーダーについて書かれたものが少ないので、(自分でいうのも何ですけど) 貴重だと思います。特に今回、レーダーのスペックなんかに関する話はほどほどにして、そのレーダーから入ってきた情報を活用するための指揮管制についてページを割いてみました。 そこのところの絡みで、ドイツ夜間防空戦や「戦闘オペラハウス」の話にも、少し触れてます。
そんな仕立てにしたのは、防空戦において状況の認識と指揮管制が重要である、という話を強調したかったから。どうもこう、「戦闘機が上がれば敵機に行き会って交戦できて当たり前」と思っている人が少なくないような印象を受けていて、それで「ちょっと待て」ということで。
どんなに高性能の戦闘機や腕っこきの搭乗員でも、「正しい」タイミングで「正しい」場所に進出して「正しい」相手と交戦しなければ、防空任務は達成できないし、そこでは状況認識と指揮管制がモノをいうわけですから。
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