シリアのアサド親子
シリア、内戦の瀬戸際…米欧手詰まりに (讀賣)
そういえば。
年末年始に帰省したときに実家でもらってきて読んだ「シャトル外交・激動の四年」には、パレスチナ和平調停の関連から、頻繁に先代のアサド大統領が出てくるんですよね。
その、先代のアサド大統領の抜け目のなさというか、コロコロと態度を変えてくる交渉術というか、読んでいるこちらまでイライラさせられるほど。そういう部分を息子の現大統領が受け継いでいるのだろうと考えれば、今のアサド大統領の行状にも納得がいくなあと。
かなりボリュームがあって読むのが大変ですけれど、こんな時だからこそ読んでみてもいいかも。と思える本。
Comments
えんま様をさせて置くには適切。毛沢東も、フセインも、自国民の圧政を謗られたけど。毛沢東が暴れていたお陰で、中国は萎縮し、日本は伸び伸び自分の事ができた。フセインの代わりに、イラクの不均一性について、米軍が自分で泥を被らずに済んだ。合目的性を考えれば、えんま様に地獄の門番をさせておくのは、世界の為、カダフィとか。
Posted by: sionoiri | Feb 07, 2012 08:27 PM
正直、シリアを民主化とかさせちゃって良いの? あの辺りのカオスに拍車を掛けるだけだし、最後に残る大国サウジに波及したら、散々サウジの独裁を支援してきた米国様は同じように民主化万歳とか言えんのか? とか思っていたりするわけですが。
Posted by: えいじ | Feb 07, 2012 10:46 PM
北朝鮮にも同じことがいえますけれど、その国の国民にとって幸せ (であろう) ことが、必ずしも地域の安全保証などの見地からするとプラスにならない、っていうことはありがちですからねえ… 当事国の国民にとっては、たまったもんじゃありませんが。
Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 07, 2012 11:00 PM