2012 年 7 月のお仕事・その 1
お待たせいたしました。
過去に二度にわたって予告してまいりました「現代ミリタリー・ロジスティクス入門」が、正式に発売開始です。
「モノを運ぶだけがロジスティクスではないぞ」ということで、「軍事作戦を支える人・モノ・仕事」をテーマにしてみました。すでにあちこちで吹聴しているのですが、ことに燃料の話には気合が入っています。そのほか、トラックの話から 463L パレットのスペックまで、いろいろな話がてんこ盛り。
…と思ったら、Amazon さん、品切れですか !? ちょっとお… (´・ω・`)
Comments
サプライチェーンマネジメント関係の本とセットで買うと、よりお得と聞いて(ry
今回、刊行された分と合わせて購入して頂きたい、筆者様直々の推薦図書って有りますか?
Posted by: SCARFACE1 | Jul 07, 2012 10:21 PM
そうですねえ。これを書くときにも参考にした、「湾岸戦争 - 砂漠の嵐作戦 - 1990 年 8 月~1991 年 2 月」は、後方支援の観点からみても興味深い一冊じゃないかと思いますよ。
http://www.toyoshorin.co.jp/detail.php?isbn=4887213247
http://www.amazon.co.jp/dp/4887213247/ref=as_li_qf_sp_asin_til?tag=kojiinet-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4887213247&adid=1KHMH2PRZ2D0KN3AS2ZW
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 08, 2012 05:40 AM
入門書に近いもので、自費出版書籍のようですが。
http://www.amazon.co.jp/dp/B006JOXT04/ref=sr_1_3?ie=UTF8&qid=1341732334&sr=8-3
"備えよ!! ロジスティクス・サポートとは何か! "
トラック業界でサポート業務をしていた方のようで、経験論的な話が書かれています。
Posted by: いーの | Jul 08, 2012 04:29 PM
その本の解説文、私が今回の自著で掲げたコンセプトとあまりにも似ていて、ちょっとビックリしました。紹介していただくまで、不覚にも存在を知らなかったというのに…
というわけで私の本でも、調達から最前線への輸送に至る、"自己完結能力の尻尾" をできるだけフォローしようと工夫してみたつもりです。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 08, 2012 06:43 PM
井上さんの度肝を抜くなんてのは、めったにある事じゃないので、気分がいいですね。
それはともかく、「備えよ!!」はどちらかというとビジネス書寄りだと思いますので、棲み分けは可能と思うんですが、表紙とかがミリタリーロジスティクスを意識して描かれているので、井上さんの本でマスキングされかねないのが、ちょっとかわいそうかも。
SFの世界では、「楽園の泉(クラーク)」:「星々に架ける橋(シェフィールド)」、「ロシュワールド(フォワード):「未訳(シェフィールド)」等、この種のシンクロニシティはいくつかあって珍しいものではないのですが。
Posted by: いーの | Jul 09, 2012 09:16 AM
その辺は、あくまで外部の人間として書いた私のケースと、実際に物流・兵站支援の現場に関わった人間として書いたケースということで、うまいこと住み分けられるんじゃないかと思ってみたり。
手元にスタンバイしている別エントリで取り上げる本もそうですけれど、やはり実際に現場で業務に携わった「中の人」の話は、ひと味違いますから。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 09, 2012 09:44 AM
>兵站支援
東日本大震災の「実戦」をサポートしてますから、まさに「兵站」ですよね、良く考えれば。
体験談だから属人的になってますけど、この人がいなくても、ちゃんとできていたのだろうかと思うと、ちょっと怖いです。
Posted by: いーの | Jul 09, 2012 09:56 AM
実は私の本でもその手の話に言及していて、その関係でマニュアルの話まで出てきてしまいます。そして最後に笑い話で締めるのですが、その辺は現物を御覧になった際のお楽しみです (え
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 09, 2012 11:07 AM
内容はともかくこれからですが、あの本の裁断をするのは製本屋さんご苦労さん。
Posted by: sionoiri | Jul 10, 2012 10:30 AM
物書き稼業の端くれとしては、「裁断」と聞くと、それが自著であろうがなかろうが関係なしに、(´・ω・`) となってしまうのでした。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 10, 2012 02:42 PM
裁断じゃなく断裁というのでした。御免なさい。
http://i-bb.co.jp/book/
それで、雇人、特に海軍の船というのは、歴史を紐解くに古すぎて、わけがわからなくなるのですね。
メイン号にも日本人の給仕が乗って居て、死んじゃったし。
http://www.janm.org/jpn/nrc_jp/militarych_jp.html
Posted by: sionoiri | Jul 11, 2012 07:25 PM
えー、最近は自炊のことを裁断って言うんですね。ネットをみたら業者が大っぴらに営業してますね。
昔は、ここでいう「断裁」の工程を裁断って言いませんでしたっけ?
Posted by: しまだ | Jul 11, 2012 08:41 PM
あ、断裁の方でしたか。「裁断」と「断裁」、字の順番が入れ替わるだけでコロッと意味合いが違ってくるのだから、日本語って難しいです。自分も執筆や校正では気をつけないと…
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 12, 2012 07:19 AM
裁断は、製本時に切りそろえる事。
断裁は、廃棄するにあたって切り刻むこと。
自炊でスキャンするために、分解するのは、(製本糊の部分を切るので)裁断と呼んでいたと思いますが、最近は違ってきているのかな?
それはそうと、ざらっと読みました。大きい本屋に行けるなら、Amazonよりよほど確実です。
「備えよ!!」とは内容的にかぶっている部分は少ないと思います。言っている事は変わらないところも多いですが、あちらは経験談が入る関係から「こうあるべき」を論じている感じで、さらに読者の取っ付きを考慮してか、事例紹介は第二次大戦が主体でしたから。
メーカーの合従連合の話が採り上げられるなら、日本の航空宇宙のハードウェア開発で問題になりつつある、サプライチェーンの維持(サブコントラクターが撤退しつつある現状)についても筆を割いていただけるとよかったのにとは思いました。文章の表に出てきているのは、メインコントラクター止まりだったように面ましたので。
Posted by: いーの | Jul 12, 2012 09:17 AM
Wikiだと、整えるのも廃棄処分も断裁なんですね~。
Posted by: いーの | Jul 12, 2012 09:20 AM
>サプライチェーンの維持
確かに、その辺のツッコミはやってなかったですね。
マイナビニュースでやってる「防衛産業ウォッチング」が完結した後で加筆・増補・単行本化する機会ができれば、格好のお題になるところなんですけれど。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 12, 2012 10:37 AM
>防衛産業ウォッチング
え、あれって終わりがあるんですか?
Posted by: いーの | Jul 12, 2012 06:52 PM
どんな連載でも、いつか終わりは来るものですから…
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 12, 2012 07:00 PM
まさかの調達中止
http://www.cnn.co.jp/usa/30007350.html
Posted by: sionoiri | Jul 16, 2012 10:04 AM
表向きの理由とは別に、一本化することでスペースを節約する狙いがあるのかもしれない、なんてことを思いましたが、もちろん「大外し」という可能性はあります。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 17, 2012 08:09 AM
>大外し
そうよそうよ、外さないためには、朝顔が必要なのよ(嘘)
http://www.navytimes.com/news/2012/07/navy-gender-neutral-ford-layout-nixes-urinals-070912w/
便器は残るかもしれないけど、居住区を小さくして、シャワー浴びに裸でウロウロすることが無い様にしたいというのは本当なんでしょうね。
Posted by: sionoiri | Jul 17, 2012 10:20 AM
そういえば、「デビル 500 応答せず」に、飛行隊幹部の誰かさんがシャワーを浴びている間にバスタオルを隠してしまういたずらをした人がいて、御本人が裸で艦内をウロウロするハメになった、なんて話が出てきましたっけ。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jul 17, 2012 01:08 PM
「備えよ!! ロジスティクス・サポートとは何か!」を入手して読んでみました。やはり、実務でいろいろと経験している方の書くことには重みがあるなあ、という印象。
「可動率」と「稼働率」の話みたいに、「ああ、そうか」と頭の中がスッキリした話も。これも、入手できるものなら読んでみてもらいたい一冊ですね。
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 16, 2012 07:02 AM
すみません、荷物になると思ってお貸ししませんでした(汗)。
それはともかくとして、今、Amazonのページを見たら、この「本を見た後に買った本」に井上さんの本が出てきていますよねw。
Posted by: | Sep 16, 2012 10:39 AM
すみません、上のコメントは、いーののモノです。
Posted by: いーの | Sep 16, 2012 10:42 AM
IE に限った話かも知れませんが、ときどき Cookie を忘れ去って、名前などの設定をすっ飛ばしてしまう現象が起きてるような… それはそれとして。
基本的な考え方が似ているので、いい感じに二冊で相互補完できそうな気がします。
そういえば。
「備えよ !!」には出てきていませんけれど、Me109 のエンジン架が巧妙な設計になっていて、野戦環境でもパッとエンジンを替えられるようになっているという話。ドイツ製品の本当のすごさって、実はその辺にあるのかも。
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 16, 2012 03:04 PM
>名前
自宅のデスクトップだと、セキュリティ設定がどこか違うのか、Cookieが全く名前を覚えてくれません。
>Me109のエンジン架
あはは……。
その点は、同じエンジンを使った戦闘機を設計した、某社顧問のイケテない部分の一つですよね。
いや、考えていたけどうまくいかなかった可能性もあるんですけどね。(YS-11の時の話を聞くと、思想がないわけじゃないみたいなので)
後に著作で書いてないから、前線からの苦情として伝わってなかったのかも知れません。(あの人は、堀越二郎と違って間違ってたら、間違ってましたと書く人みたいですし)
Posted by: いーの | Sep 17, 2012 02:11 PM
イケてないというか、そもそも「そういう意識」が日本の設計者にも用兵サイドにも欠落してたんじゃあ…
審査部の整備担当者が、日本に持ち込まれた Me109E の発動機架を見て溜息をついたのだそうですが。
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 17, 2012 03:17 PM