謎の工事桁
まだまだ続く京王ネタ。
柴崎-国領間で線路を地下に切り替えたところでは、地上線と地下線の境界部分で一部、地上線を盤下げして、あらかじめ構築してあった地下線につないだところがあります。
その盤下げした部分の「切り替え前」の様子がこれ。柴崎 4 号踏切の西側にあたります。
線路の下に、袋詰めしたなにかを敷き詰めて、バラストの代わりにしてます。
そして、「切り替え後」の様子がこれ。
最初は、「袋詰めした何か」の部分を工事桁で受け替えたように見えましたが、線路脇の構造物と照合したところでは、もともと工事桁で仮受していたものを盤下げして、下にバラストを入れたようにも見えます。
ちなみに、「地上線ジャッキアップ方式」を使った切り替え箇所のうち、調布-京王多摩川間も同様に、切り替え部分に工事桁が残っています。ところが、調布-西調布間は、こういう形にはなってませんでした。切り替え後はバラスト軌道だけです。
専門外なので、どうしてこういう差異が生じたのか分かりませんが、しかるべき理由があって違いが生じたはず。面白いものです。
P.S.
ちなみに、国領は地下に入った途端に駅があるので、新宿側のホーム端から地下に突っ込んでくる列車を撮れます。しかし、安全性を考慮するとギリギリ端までは寄れないので、ホーム端とホームドアから離れて、長めの玉 (APS-C で 200mm 超) を使う必要がありますね。
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