こんなところでも Excel
京浜急行で発生した土砂崩れ & 脱線事故の関係で、今日のフジテレビの「知りたがり !」に録画コメントの形で出てきたのですが。
この話をする前の打ち合わせ段階で、「えーと、100km/h で走っていて非常制動をかけたときの制動距離は…」と計算するのに Excel で計算表をこしらえたり、さらに「非常制動をかけてから○○メートルで止まるには、どれくらいのスピードまで出せるのか」といってゴールシークを使ったりしていたのは秘密です。
もちろん、細かく計算していたら大変なので、「減速度は一定」と仮定した、いささかテキトーな計算ではあるのですが。実際には、減速度一定で求めた制動距離よりも伸びるでしょうね。
Comments
実際問題ですと、減速度も初期の段階での余裕を見てか、一定で計算する場合が殆どですよね。鉄道ですと車輪が受け止められる摩擦量が簡単に限界に行くので、余裕を見ないと怖くてたまらないでしょうけど。
初期の減速量を車輪とレールの粘着で受け止められるなら、原理上は減速するに従っていわゆるブレーキの効きは良くなると思うのですが、実際はレールの汚れとかが出てきてなかなか難しいでしょうね。
エネルギー減少量で考えると、利率計算(ローン支払い)を当てはめれば割と理屈に合うような気はします(w。
Posted by: ぼろねこ2k | Sep 28, 2012 07:52 PM
>余裕を見ないと
それで思案の結果、減速度の数字をちょっと控えめに見積もってみたのでした。番組中でも「○○メートル以上」と幅を持たせた言い方にしてみたり。
粘着を維持できなくなってフラットができるような状況になると、さらに制動距離は伸びてしまいそうですね。実際にはアンチスキッドで対処できるかも知れませんけれど。
Posted by: 井上@Kojii.net | Sep 29, 2012 06:14 AM