2012 年 12 月のお仕事・その 5
「丸」2013 年 2 月号で、レギュラーの「World Military Information」に加えて、第二期に入ったオバマ政権の国防・安全保障戦略に関する予測記事「オバマ大統領再選後の米国の世界戦略を占う」を書きました。
といっても、すでにいろいろと情報や動向が出てきており、それの「まとめ」という方が実態に即しているかも。
気になるのは、本誌の発売直後に控えている sequestration の発動ですけれど、できれば回避してほしいところですよねえ… この微妙なタイミングは、原稿を書くときに悩んだポイント。
ちなみにこの記事の中で、日本の朝野に意見するような格好になっちゃってる話も出てきます。日米安保がある以上、アメリカの世界戦略は日本にも影響するわけですし。
Comments
上院で合意したら下院は大丈夫なんですよね<財政の崖
記事で海兵隊ミニ統合軍ってのは納得です。思えばイラクの大会戦でも思いっきりバグダットまで進軍しているし、アフガンにもいますしね。
米軍みたいに図体がでかいとこういう統合軍種があった方がいいのかもしれません。
米国では予算の分捕り合戦で海兵隊不要論もあるみたいですが、xx不要論というのはアンチテーゼ以上のものはないのが多いですね。戦車不要論とかどこかに消えてしまいました。
Posted by: しまだ | Jan 02, 2013 10:06 PM
間違ったかな~と思って確認したら、砂漠の嵐作戦では第一海兵師団がクウェート正面に進軍で、イラク戦争では、バクダットからティクリットまで行ってますね。
海兵隊上がりの中央軍司令官のマティスさんはヤバい人のようですが、もっと出世しちゃうんでしょうか?
Posted by: しまだ | Jan 03, 2013 01:36 AM
国防歳出法だと「上下両院がそれぞれ個別に作成して、食い違いは両院協議会ですりあわせ」なんですが、今回は上下両院での食い違いには至らなかったようですね。
海兵隊が狙われやすいのは、ミニ統合軍ゆえにコウモリみたいな存在になりがちなのと、予算の上では海軍の付属品と見なされがちなことが影響しているのかもしれません。組織としては独立した軍種として扱われていても。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jan 03, 2013 08:52 AM