価格引き上げの難しさ
なにもマクドナルドに限った話じゃないですけど、いったん「安売り」「デフレ」のイメージが染みついてしまうと、そこから改めて「単価引き上げ」を打ち出して定着させるのは、生半可なことじゃないんじゃないかなあ…
「価格破壊」とか「激安」っていうのは、新聞・テレビに取り上げられやすいし話題性もあるんだけれど。でも、最初は「おおっ安い」となっていたものが、やがては「当たり前」になってしまうもの。
いったんそれが定着してしまうと、価格を引き上げた「高級品」「新商品」を投入しても、「割高だ」とかなんとかいわれるのがオチじゃないかと。体力勝負・勝者なき消耗戦の値下げ大会に突入した牛丼業界は、その典型例じゃないかと思う次第。
それに、飲食店の場合は特に、価格帯の違いが客層の違いにも影響しそうだから、それも価格引き上げの足を引っ張る要因にならないのかしらん ? だって、「激安」に飛びつくような客層が「単価を引き上げた新商品」にパッと飛びつくと思います ?
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