秘匿度の高い情報
同法は安全保障にかかわる機密情報を漏らした公務員らへの罰則を強化するものだが、菅氏は「映画監督が映画を作れなくなるとか、(米軍の新型輸送機 MV22) オスプレイをスマートフォンで撮ってメールをすると逮捕されるとか、あり得ないことが報道されている」と指摘。
現実問題として、われわれ一般市民が「これが秘密ではないか」と思っていることと、実際に業界で高い秘匿度を設定している対象は、意外と食い違ってるんじゃないかと思うんですよね。
航空機やミサイルの性能データについて、本物の数字をそのまま公開することは滅多にないだろうし、交戦可能エンベロープなんかは確かに秘匿度が高い。
でも、そういう分かりやすい話ならともかく、「えっ」ていうところで厳重に情報を保護している事例もあるんじゃないかと。冒頭で引用した、官房長官の「オスプレイ発言」にしても、機体そのものと違った部分で、センシティブな情報になる可能性はあります。
ただ、そういうのは一般向けに書いても理解が難しいから、マスコミが恐怖感マーケティンのネタにする事例は、まず存在しないといってよいでしょう。で、単純化した分かりやすい話で煽って空振りに終わるというパターンに。
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