最近読んだ本 : 米中開戦 (3) (4)
以前に読んだ 1・2 巻の続き。いよいよ盛り上がってきます。といいたいところですが、タイトルとは裏腹にドンパチの場面は少なめ。
でも、この本の本題ってサイバー空間における攻防の部分にあると思うので、それで正解かなと。もう IT 屋のギャヴィン・バイアリーが大活躍で、この小説の主役じゃないかと思うぐらい。
以前の「ザ・キャンパス」のシリーズに比べると、サイバー業界・サイバー攻撃関連のネタを、不自然さのない形で取り込めるようになったなと思いました。例の「マンディアント報告書」を参考にしてるんじゃないか、と思ったくだりもチラホラ。
あ、そうそう。Mk.84 爆弾の制動傘に「ドラッグシュート」ってルビを振ったのはいただけません。これってバリュート式減速装置のことなのでは。
Comments
この世界だとPOTUSがジャック・ライアンだからいいけど、現実世界はバラク・オバマなんですよね。
( ゚o゚)ハッ 元住吉の事故はの仕業かもしれない(錯乱
Posted by: しまだ | Feb 17, 2014 12:58 PM
(゚o゚)ゲッ!! 山形括弧で 幽霊船 と書いたのに削除されてしまった。
わたしのノートもセンターに監視されてるかも(悩乱
しかし、設定で中央軍事委員会の主席に軍人はダメだなぁなんて思いました。
まあ、小説ですからね。インフラ攻撃をもっと詳しくやってほしかった感もあります。
実際に全面サイバー戦争になったらどうなっちゃうんだろう…
Posted by: しまだ | Feb 17, 2014 01:07 PM
私見ですけれど。インフラ攻撃で国民生活に不自由をきたすことがあったとしても、それで国民の不満が政府に向かって「反戦運動」とか「体制転覆」に向かう可能性は低いんじゃないかと思うのです。もちろん、文句を言う人は出てくるでしょうけれど。
サイバー攻撃で難しい点があるとすれば、それによって生じる結果や効果を読みにくいところにあるんじゃないでしょうか。
Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 17, 2014 09:41 PM
実際のサイバー戦争はどうなっているのか一般人には皆目わかりませんが、
テレビでいつも怒ってる青山繁晴氏がUSPACOMに行って聞いてきた話が、
この小説みたいで面白いです。
曰く、最近米軍が優位になり始めた。理由は中国のどっから攻撃してくるかわかるようになったと。
青山繁晴ザボイスそこまで言うか!_2014年03月27日
http://www.youtube.com/watch?v=TjQiQvdf630#t=745
小説で言えば「センター」が香港にあるってわかった段階ですかね^^;
リアルのザ・キャンパス頑張ってぇ~って感じです。
Posted by: しまだ | Mar 29, 2014 03:33 PM
情報機関脳の観点からすると、米軍関係者からそういう発言が出てくるようになったことが何を意味しているのか、公言する狙いは何か、っていう話になりますよね。
先日、スノーデン暴露ネタで「華為のネットワークに侵入して云々」というのがありましたけれど、実はミードでは「だからどーした」ぐらいに思っていたりして… さすがに最近では、スノーデンの商品価値も下がってきたような気がします。
Posted by: 井上@Kojii.net | Mar 29, 2014 07:17 PM