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April 2014

Apr 29, 2014

ロシア・ウクライナ情勢のトバッチリ

昨日、アメリカと EU がロシア向けの追加制裁を決めたとのこと。欧米にしろロシアにしろウクライナにしろ、「退くに退けない」状況になってきていて、どうやったら落としどころが見つかるのかと心配になるのですが、それはともかく。

欧米諸国とロシアの関係が悪化すると、実はアフガニスタンにトバッチリが行くというお話。

なぜかといえば、アフガニスタン向けの補給ルートとして、パキスタンから山越えするルートに加えて、ロシア経由の北方ルート、いわゆる NDN (Northern Distribution Network) があるから。

しかも、NATO 諸国は 2014 年末の撤収に向けて、アフガニスタンから人員・装備・物資の搬出作業中。

パキスタン経由のルートは安全面で問題を抱えている上に、例の UAV 攻撃をめぐる対立があって、いつ封鎖されるか分からないリスクが。そこでさらにロシア経由のルートまでアテにならない、なんてことになれば、在アフガニスタン軍の撤収に悪影響が生じる可能性が懸念されるところ。

持ち帰ると高くつくものは現地で処分したり売却したりしてますけど、何でもそれができるわけではないですし。

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Apr 26, 2014

三脚ベルトの使い道

昨日のエントリ

>三脚固定ベルトなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ(オヒ

つい出来心で、ふとした思いつきを実行に移してしまいました。かわいいので反省はしてません。

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Apr 25, 2014

ハクバ GW-PRO ショルダーバッグ (後編)

中編」に書いたような状態で所要の機材を積み込んで、2014/4/19-20 にかけての熊本出張で GW-PRO を初投入。その結果…

  • J10 はジャケットを脱がせればスッと入るけれど、出張の度にいちいちジャケットを脱がせるのは面倒。ジャケットを着せたままでも押し込めば入りそうなので、次回はそれを試行。
  • 名刺と記者証は、正面から見て左手 (右肩にかけると後ろ側に来る) のポケットに入れたら出し入れに難渋したので、反対側に移動。予備メモリとレンズ拭きも同じ場所に。
  • それと入れ替わりに、予備バッテリとクイックシューが正面から見て左手に移動。しかしよくよく考えると、クイックシューのプレートは三脚に付けておく方が合理的かも。
  • さすがに着替えまで一緒に押し込むのは無理。着替え用のトートバッグを別に用意して、飛行機に乗るときに「身の回り品」だと言い張る作戦がうまくいったので、これを継続。
  • 蓋に三脚固定用のベルトが付いているけれど、バッグだけで 2.8kg、機材を入れたら 7kg かそこらに達していると思われるので、さらに三脚を積み増すのは自爆行為。諦めて別に持ち歩いてます。

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Apr 24, 2014

2014 年 4 月のお仕事・その 4

続きましては「Jwings」。今月は毎度恒例の「月刊 F-35」のみですが、ネタが多かったので、通常の 2 ページから 3 ページに増量していただけました。

毎月、これぐらいネタがあると嬉しいんだけれどなあ… おっと、編集部は台割を決めるのが大変になってしまうかも。

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Apr 23, 2014

2014 年 4 月のお仕事・その 3

続きましては「航空ファン」の連載「軍用機のミッション・システム」。今月のお題は対潜哨戒機。固定翼機とヘリコプターの両方です。

「ミッション システム萌え」な人にとって、早期警戒機と対潜哨戒機は最大の興味の対象になるかも知れないですね。ことに今回は、自分で撮り溜めていた写真をいろいろ放出しているのがポイント。

どちらかというと対潜哨戒機の方が、オペレーター個人の能力に依存する度合は高いかも。昔は、早期警戒機のレーダーも「読み取るのに神業が必要」だったようですけれど。

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Apr 22, 2014

ハクバ GW-PRO ショルダーバッグ (中編)

ハクバ GW-PRO ショルダーバッグ (前編)」の続き。

このバッグ、高さがかなりあるので、EF 24-105mm F4L IS USM を付けた EOS 5D Mark III をセオリー通りに横置きに配置。すると 2 区画が空くので、そのうち片方に EF 70-200mm/4L を。

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一方、「5D3 + 標準ズーム」の下には、フラッシュと SIGMA 12-24mm を。

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ただ、5D3 の上端がバッグからはみ出したのか、蓋の閉まりが良くなかったので、端の区画の床面 (?) を少し下げる形で配置変更。レンズとレンズフードの関係からいっても、この方が据わりがいいし。

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最後に残った端の区画は空き。ここに着替えを突っ込めれば理想的ですけど、それには微妙にスペース不足。それで、先日の熊本出張では PC の電源アダプタとマウスが入ってました。レンズをもう一本、あるいはサブボディとして 60D ぐらいなら突っ込めそう。

PC 用のスペースには Let's Note。ただし、厚み方向の寸法が少ないので、J10 はジャケットを脱がさないとスッと入りません。

前面のポケットには、折り畳み傘、IC レコーダー、カードリーダー、ポケットティッシュとウェットティッシュ。すでにあちこちで指摘されているようですけれど、ここのファスナーがスムーズに閉まってくれないのは要改善点。

前後のポケットは、片方は予備の CF カードとクイックシューのプレートとリモートケーブル。他方は名刺と記者証と電池類。

着替えを除いて、必要なモノはちゃんと収まったけれど、ほぼギッチギチ。買い換えでサイズアップする機材が出現したらパニックかも ?

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Apr 21, 2014

ハクバ GW-PRO ショルダーバッグ (前編)

昔はとことんインドア派で、外に取材に出る機会は滅多になかったのですが、最近は様変わり。しかも「ライターという名の事実上のカメラマン兼任」になってしまい、ノート PC に加えてカメラ機材も必須の存在に。

これが、標準ズームだけで済むなら話は簡単ですけど、そんなわけもなく。結局、特に鉄道関係だと取材時のお約束セットは以下の内容に。

  • EOS 5D Mark III
  • SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM
  • EF 24-105mm F4L IS USM
  • EF 70-200mm F4L IS USM
  • 430EX

実のところ、車両基地での新車報道公開なら、望遠ズームの出番はまず存在しないのですけれど。でも、走り撮影があれば、このレンズは必須。

で、これらの機材とノート PC、さらにその他の細々したものがワンセットで入る、取材用のカメラバッグが要るな、と。手持ちのバッグだと、上記アイテムのうちレンズ 1 本かフラッシュがあぶれてしまうので。

複数のバッグに分けると、ハンドリングが良くないので、ひとまとめにできるのは必須条件。一日分の着替えぐらい入れられれば、なおよし。

「取材のときにはこのバッグ」と決めてしまえば、そこに IC レコーダーや名刺や記者証を入れっぱなしにしておける利点も。そして、サッと中身を取り出せないと困るので、ショルダーでないとダメ。

さらに、飛行機で取材に飛ぶこともあるので、「国内線で機内持ち込み可能」という条件を付けた途端に、選択肢がガクンと減ってしまった次第。カメラやレンズや PC を預託手荷物にはしたくないですから。

それで「あーでもない、こーでもない」と悩んだ結果、やってきたのが、ハクバ GW-PRO ショルダーバッグだったというわけです。

ちなみに、候補に挙げたけどボツになったのが、ニコンのシューティングマスターショルダーバッグ L と、ロープロのステルスリポーターD550AW。前者は GW-PRO との価格差に見合うメリットが感じられなかったし、後者は現物合わせをしてみたら意外とモノが入らないと思われたので、土壇場で脱落。

(続く)

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Apr 20, 2014

2014 年 4 月のお仕事・その 2

第二弾は「新幹線 EX」。

さすがに前回ほどたくさんの記事は書いていないものの、「W7 系 W1 編成 金沢へ !」というハイライトが。

何がハイライトかといえば、ギリギリのスケジュールの中で、川重兵庫工場からの搬出だけでなく、白山総合車両所への搬入までカバーしたところ。

特に白山での搬入は深夜になったので、EOS 5D Mark III の高感度性能がなければ成り立たなかったかも。テレビ局の人がライトで照らしているところに便乗すれば、ちょっと光量の面では楽になるんですけれどネ。

この金沢での取材、昼間の陸揚げと深夜の搬入の両方を一人でカバーしたので、体力的にはきつかったです。でも、こうやってブツが世に出ると疲れは吹っ飛びます。はい。
(ただ、とにかく寒くて寒くて、そんな状態で 2 時間の屋外取材だったという…)

このほか、いつもの「システム考察」では食う話と出す話を、そして「N700 系 4000 番台 F 編成登場」も。つまりトリプルヘッダー。

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Apr 18, 2014

何かキター

悪天候の中、なにやら大きな荷物が届きましたよ。

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Apr 16, 2014

中国の観艦式中止

中国、国際観艦式を中止…日本外し批判を考慮 ? (讀賣)

本当に「日本外し批判」が原因なのかどうかはともかく。仮定のシナリオをひとつ作ってみると。

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Apr 14, 2014

続・無人撮影ヘリ

無人撮影ヘリ ?」で取り上げた例のアレですが、金沢港にも姿を現わしました。このときには望遠ズーム付きの 60D を持っていたので、川重兵庫工場のときよりもアップで撮れた次第。

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ローターを取り付けたブームの角度からすると、6 ローター構成 ?

そういえばフォッケ・アハゲリスでしたか、左右にブームを伸ばして、それぞれ逆回転のローターを付けた回転翼機があったような…

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Apr 13, 2014

2014 年 4 月のお仕事・その 1

今月の軍研は、今までとはちょっと芸風を変えて「C4ISR 分野の革新が、そもそもどういう効果を、そしてどういう影響をもたらしたのか」という見地から考察する記事を書いてみました。

細々した技術の話は、すでにさんざん書いてきているのですけれど、意外とこういう「全体像を俯瞰する記事」って書いていなかったし、他の分野でも似たようなものかも。

今回の記事のキモは「以前からできていたけど、手間がかかったり難しかったりしたことが楽になった」と「以前はできなかったことが可能になった」の違い、じゃないかと思ってます。

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Apr 12, 2014

帰宅後のお約束

10-12 日にかけて、W7 系の陸揚げを取材するために金沢に行ってました。その成果はそのうち。

これに限らず、仕事でもプライベートでも、旅先から帰宅した後で直ちにやることって決まっていて、こんな感じ。

  • 出先でノート PC を使って作成したデータなどを、自宅の自作機 (仕事用本務機) に移動・集約する
  • 写真の撮影があったときには、それの整理と、必要なら RAW 現像
  • GPS ロガーを使ったときには、
    • 消耗した eneloop を直ちに充電に回して、ストックから順送りで充電済み電池を仕事用のバッグに移動
    • また、撮影した写真にジオタグを設定
  • カメラ機材をきれいにして防湿庫に
  • 洗濯物を引っ張り出して洗濯機に放り込む
  • 自宅の定位置から旅行用の荷物に移していた本・雑誌・資料類・洗面道具などを定位置に戻す
  • 経理関連データのまとめと領収書などの整理

くたびれて帰ってきても、帰宅が深夜になっても、この辺の作業は直ちにやることにしてます。後回しにすると、どんどんスタックして収拾がつかなくなるので。

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Apr 09, 2014

内装材を変えるということ

月曜日の W7 系搬出取材の後で、川重の設計担当者やデザイン担当者と質疑応答をする席を設けていただいていて、その席で私が出した質問とも関わる話なんですけれど。

道南スギ内装の北海道新幹線 幻に JR「木材は使用できない」 (北海道新聞)

面白い企画だと思いますけれど、まだ実績がない素材を鉄道車両の内装で使用しようとしたときに、どれだけの手間がかかるか。そして、すでに設計が固まっている車両で仕様を変更するのに、どれだけの手間がかかるか。それに対する認識が、ちょっと甘かったんじゃないかなあ、と思わざるを得ない話。

JR 北海道でトラブルや不祥事がなかったとしても、よほど早いうちから話を通してリードタイムを確保しておかないと、これは実現できなかったんじゃないかと思う次第。

単に新しい素材に合わせて設計図を引いて、サプライヤーを確保して、パーツリストを変更すればいい、っていうほど単純な話でもないんですよ。

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Apr 08, 2014

無人撮影ヘリ ?

昨日は、川崎重工兵庫工場で W7 系 W1 編成の搬出を取材してきました。

リンク先の写真を見て「どこから撮ったんだよっ」と思ったのですが、後で自分が撮影した写真を子細に見てみたところ…

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こいつか ! 無人のリモコン式ヘリに見えますね。

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Apr 06, 2014

前パンは苦手

明日、某所で取材の仕事があり、スケジュールの関係で前泊することになったので、今日から神戸に来ております。

で、その移動の途中で神崎川に寄り道して撮った一枚。

_5D30870_DP

なぜか関西私鉄って下枠交差の前パンが多くて、しかも背が高くて、関東人の感覚だとパンタがフレームアウトする事故 (?) が頻発してしまうのでした。

これはフレームアウトしていませんけれど、実はシャッターを押すタイミングが早すぎたとかなんとかで、トリミングして整えてます (うー)

そういえば、機関車も前パンのことが多いから、ちゃんと意識していないとパンタが切れちゃうんですよねえ… まだまだ修行が必要。

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Apr 05, 2014

小型 UAV の探知

韓国で波紋「安保体制に欠陥」…北機捕捉できず (讀賣)

当局の発表が二転三転した話はともかく、小型の UAV を探知するのって、案外と難しいんじゃないかと思うのですけれど。

小型の機体が低空をノロノロ飛んでくるということは、それを探知するレーダーには高い分解能とクラッター抑圧能力が求められるし、山がちな地形のところを飛んでいれば、なおのこと。

それに、速度が遅ければ、それだけドップラー効果の利用も難しくなるのでは ?

小さいから目視探知は難しいし、周囲が騒々しければ音を聞きつけるのも簡単ではないだろうし。この手の小型 UAV には RQ-11 みたいに電気モーター駆動のやつがありますけれど、そうなるとなおのこと。

もちろん、「なんで探知できなかったんだ」と問題意識を持つのはいいんですけど、それに対して技術的に対応できるのか、対応するならどうやって、というところでヒステリーを起こしても、ねぇ。

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Apr 03, 2014

その後の 5D3

「大枚はたいて買ったモノは使わなければ」ということで (って、まだカードの引き落としは済んでないけど)、3 月後半に二度にわたって名古屋方面に出張取材に出向いた際に、いずれも EOS 5D Mark III を連れて行きました。

出目金と組み合わせるとフル規格新幹線の車内見通しをガッチリ撮れる画角の広さや、躊躇せずに感度を上げられる点は事前に分かっていたことですが、実際に使ってみて「へええ」と思ったのが、レリーズタイムラグの短さ。

実は EOS 7D より EOS 5D Mark III の方がレリーズタイムラグが短いので、撃ち漏らしが滅多に出ないのはありがたいところ。ときどき 「シャッターを切るのが早すぎた !」ということがありますけど、これはカメラのせいじゃないし。

ノイズつぶしのために RAW 現像をやり直す場面は激減して、極端に露出やホワイトバランスを間違えたとき、傾いてしまったとき、それと一部のレンズで歪曲収差補正が必要になったとき以外は、ほとんど撮って出しで用が足りるから、手間もかからなくなったし。

AF の信頼感やデュアルスロットの安心感も含めて、「いい買物をしたなあ」というのが正直な印象。

でも、プライベートで旅行に出るような場面だと 60D の身軽さが嬉しいし、新幹線だと 7D の高速連写は捨てがたいものがあるし。上手い具合に棲み分けられれば。

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Apr 02, 2014

ヴィアイン名古屋新幹線口

これまで、名古屋に行ったときに利用するネグラというと、栄と今池のルートイン、伏見のコンフォートといった辺りが記憶にあります。ただ、伏見のコンフォートは自社オリジナル物件ではないせいか、部屋が狭くて古めかしくて、ちとイマイチ。

(ちなみに、既存物件を買い取ったと思われるコンフォートというと、岡山や高知もそう。特に高知のユニットバスの狭さは超絶モノ)

それはそれとして。
昨日・一昨日の取材出張ではヴィアイン名古屋新幹線口にしてみました。理由は「名駅に近くないと具合が悪い」。

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近いといっても徒歩 4-5 分ほどかかりますけれど、これは許容範囲内。まだできてから間がないせいもあり、ピッカピカ。

ヴィアインの朝飯は、パンとおにぎりとサラダとその他少々、というラインナップ。東横インより上、ルートインより下、というところでしょうか。ただ、他の同等施設と比べるとパンがうまいと思いました。

和朝食ならルートイン、パンがメインならコンフォートかヴィアイン、という選択はあるかも。

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