入院中に読んだ本 (2) アメリカン・ロイヤーの誕生
その 2。「アメリカン・ロイヤーの誕生」。同じ阿川尚之氏の「アメリカが嫌いですか」を読んでから、読んでみたいと思っていた一冊。
いやはや、アメリカでは大学も企業もラット・レース状態だというけれど、ロー・スクールも相当なもの。それと比べると、自分の学生時代の、なんと安穏としていたことか。あと、ソクラテス・メソッドでの授業は、いきなり日本人が放り込まれたら大変そう。
面白かったのは "stand up and scream rule" の話。そういえば阿川氏は、ロイヤーのことを「(クライアントの利益を代弁する) プロの言い張り屋」と形容していたことがあって、思わず納得。
この話にしろ、ロー・スクールのアドミッション (入学選考) の話にしろ、まず自分がドンドン主張しないと何も手に入らないというところがあって、いかにもアメリカらしいところ。 そんな、アメリカ社会の一端を知る本として見るのも面白いかも。
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