最近読んだ本 : 国鉄車輌誕生秘話
御存知・星晃さんのアルバムに収められていた写真を基に、さまざまな国鉄時代の「名車」が生み出されたときの裏話や背景事情についてまとめた一冊。
単なる懐古趣味ではなく、こういうのって「車両設計の原点」に立ち返る意味があると思うんですよね。別に、我々自身が車輌を設計する立場にいるわけではないですけれど、「ああ、設計者はこういうことを考えていたのか」ということを知るのは意味があります。
しかも、今みたいにテクノロジーが発達していない時代だけに、設計でも製作でも、いろいろ苦労があっただろうと思いますし。ことに新幹線電車なんか、未経験の高速運転にチャレンジしたわけですから。
それにしても。これをまとめられた岡田誠一さん、48 歳で亡くなってしまったとは… 私と同い年ですよ。その私も「放っておいたら死ぬぞ」といわれた挙句に入院していたばかりですし、なんか他人事じゃないような気がしました。
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