2015 年 2 月のお仕事・その 2
続きましては「軍事研究」。今回の「無人ヴィークル最前線」、お題は対潜戦 (ASW : Anti Submarine Warfare)。
ただし世の中、無人ヴィークルに対潜魚雷や爆雷を撃たせるところまでぶっ飛んではいないので、現時点で無人ヴィークルが引き受けられるのは「監視・捜索」の分野。
でも、記事中でも書いた通り、この分野では長時間の常続的ロイターが必須だけに、ちゃんとしたセンサーとデータ分析、それと指揮管制の体制作りができれば、案外と期待できるかも。 とりあえず ACTUV 計画の動向に注目ですね。
Comments
> 対潜魚雷や爆雷を撃たせる
DASH
Posted by: bugaisha | Feb 11, 2015 06:01 PM
あれは確かに無人ですけど、自律性を備えた無人ヴィークルではなくて「ラジコンの出店」なので、UAV とは別枠ではないかと思う次第でございます。
Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 11, 2015 06:32 PM
読んだ。
位置測定はGPSは使えなくてもINSの精度向上でなんとかなるんだろうけれど、最後の敵味方の識別や、いざ攻撃許可となると、陸上や空の無人システムより相当にハードルが上がるわけで、一番無人化が望まれるジャンルだけれど、一番最後まで人間が介在せざるを得ない分野のような気がしますね。
てか、潜水艦なんて、据置型のセンサーを等距離でばらまいてフルタイムでのグリッド捜索で可能になるという時代は来ないのかしらん。
Posted by: えいじ | Feb 12, 2015 09:31 AM
まさにその通りだと思います。そこであれこれ考え込んで複雑怪奇なシステムを作るぐらいなら、Mk.60 CAPTOR 機雷をばらまいて、敵潜以外は入り込まないように人払いしてしまえ、ということになるやもしれません。音を聴知したらそれは敵潜しかいないということなら、まぁなんとかなりそうですし。
ただ、紛争終結後も作動し続けたら厄介なので、敷設位置を記録して掃討できるようにするとか、タイマーを仕掛けて一定時間が経過したら動作を停止するとかいうようにする作業は必須でしょうねえ。
Posted by: 井上@Kojii.net | Feb 12, 2015 11:09 AM