2015 年 6 月のお仕事・その 1
今月もトップバッターは「軍事研究」。お題は、各種無人ヴィークルがらみの仕様標準化問題。
さまざまなメーカーが、それぞれ自分とこのやり方・自分とこのプロトコルに従って無人ヴィークルを製造・販売すれば、互換性や相互運用性が問題になるのは必然。特に米軍みたいに所帯が大きいところで、複数のメーカーから調達していれば、なおのこと。
いま、目の前にさまざまな UGV の写真を並べたポスターが貼ってあるんですが、これだけで 30 機種あまり。実際に市場に出回っている数はもっと多いし、UAV ならなおのこと。それがみんなバラバラの仕様だったら、カオスもいいところです。それに、統合作戦・聯合作戦を展開すれば、相互運用性の問題も出てくるし。
だから仕様標準化は必然なんですが、簡単にはいかないだろうなあ…
Comments
IEEEが出ばってこないといけないレベルになってきましたねえ。
仕様乱立は仕方ないとして、せめて、どういうタイプか宣言するとか。
Posted by: いーの | Jun 12, 2015 01:53 PM
電気的インターフェイスの話なら IEEE でいいですけど、物理的な形状の問題もありますし、上位層プロトコルの話もありますし。記事を書いてみて改めて、決めなきゃいかんことがしこたまあるなと実感したのでした。
Posted by: 井上@Kojii.net | Jun 13, 2015 07:24 PM