最近読んだ本 : 古川享のパソコン秘史
だいぶ前に「後で買う」と指令を出しておきながら、忘れていた本をようやく購入。届いた途端に一気に読み切ってしまいました。
だって、知っている人や知っている製品が次々に出てきて、懐かしいやら、面白いやら。「そうそう、昔はこうだったよね~」って。
PC 業界に限ったことではないでしょうが、まだ海のものとも山のものともつかない発展途上の分野って、リソースが足りなかったり、できることに限りがあったりするわけです。でも、その分だけ「新しいこと・モノができたときのワクワク」とか「訳の分からないドキドキや期待感」みたいなのは強かったんじゃないかなあと。
もちろん、今の PC の方が馬力があって高機能で便利なんですけど、コモディティ化していくとどうしても、「訳の分からないドキドキや期待感」はなくなってきます。仕方ないですね。
その「訳の分からないドキドキや期待感」の時代を振り返るのに好適な一冊。
それはそれとして。当時の大メーカーのえらい人が「好きなようにやらせてみよう」と決断したことが、後でどれだけ効いてきたか。果たして今の日本で同じことができるのか。
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