EOS DIGITAL を TAv モード的に使う
TAv モード、つまりシャッタースピードと絞りを固定して、感度設定の変更で露出を合わせるモードは、ペンタ機だと明示的に存在しますが、ニコンやキヤノンにはありません。でも、M モードで ISO オートにすれば、実質的に同じことができます。
ただ、そこでニコン機だと露出補正が効くのですが、キヤノン機だと効きません。高速シャッターで、開放じゃなくていくらか絞り込んで撮りたいけど、露出補正も欲しいし… という場面があるので、ちょっと不便に感じていたところ。M モード本来の趣旨を逸脱してる、という指摘は「ごもっとも」なんですが。
ところが、火曜日に成田まで EOS 7D Mark II の試し撮りに行ったときに気付いたんですけど。
EOS 7D Mark II だと、T モードや A モードで露出補正をかけると、それが M モードに切り替えた後も引き継がれるみたい。全体的にオーバー気味に出ていたので、-1/3 補正を仕掛けて撮ったのがこれ。
EOS 7D Mark II + EF 100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
SS 1/1250, F7.1, ISO160, -1/3 補正
「ひょっとして」と思い、帰宅後に EOS 5D Mark III で試してみたら、こちらではできない模様。
もっとも、逃げ道はありまして。
まず T モードで露出を合わせて感度の当たりをつけておいて、それより感度を半段または一段分ぐらい上げた値を手動設定すれば OK。設定した感度とシャッタースピードに合わせて絞り込まれますから。ただ、これだと明るさの急変に対応しがたい難点が。
Comments