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May 28, 2017

EOS M5 (動きモノ撮影編)

すでに店頭で何回も触っていたし、レビュー記事もいろいろ読んでいたので、だいたいの概要は頭に入ってました。でも、自分で実際に使ってみないと分からないことがあるのは毎度のこと。

特に DP CMOS AF による「動きモノへの強さ」は期待するところが大だったのですが、さて実際には ?

DP CMOS AF だと画面の大半を測距点として使えるので、鉄道撮影でありがちな「被写体の顔が画面を横方向、あるいは斜め方向に移動する」場面で、顔にピンを合わせ続けるのは容易になると期待できます。

実際に試してみたところ、追尾 AF にセットして、最初に測距開始点を被写体に合わせてやれば、後はずっと追ってくれました。こりゃすごい。

ただし、状況によって得手・不得手はあります。まず、晴天順光。これは問題なし。一方、逆光で顔面が影になった場合には、被写体を捕捉しそこなって外す場面がけっこうありました。

被写体の見てくれに左右される部分もあるようで、小田急だと 1000 形はバッチリだけど 30000 形 EXE αだとちょっと甘い、なんてことも。だから、確実を期するならば置きピンですね。

IMG_0326_DP4IMG_0344_DP4

どちらにしても、タッチ & ドラッグ AF を使えば、EVF をのぞきながら測距点をゴリゴリ移動できるので、5D3 や 7D2 に近い使い勝手になります。そのタッチ & ドラッグ AF ですが、自分の場合には「相対指定」「右半分」がしっくり来てます。

アイセンサーが作動して EVF に切り替わるまで、ちょっと時間がかかるのはまどろっこしいですね。そのせいもあり、「パッと現れた被写体に対してサッと狙いをつけてダダダダと撮る」という場面だと、5D3 や 7D2 には負けます。

でも、止まっている相手、あるいは事前に待ちかまえられる動きモノであれば、かなり対応力はあると思いました。

ただ、カメラを振りながら連写するのは無理があるなあという印象。画面表示がブラックアウトしている時間が相応にあるので、フレーミングが上手くいかないのです。

IMG_0047

手持ちあるいは三脚にカメラを固定して、同じ位置を保って連写する形なら問題ないと思いました。

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