最近読んだ本 : 豊田章男が愛したテストドライバー
昨日、業界関係者の飲み会に行く前に時間が余っていたので書泉ブックタワーに立ち寄ったら見つけて、パラパラとめくってみて「こりゃ買いだ」と思って買ってきた本です。そして、仕事などの合間に、一気に読み切ってしまいました。
モリゾウこと豊田章男社長の登場からこちら、トヨタという会社が変わってきたなあという印象があったのですが、その背景事情の一端を垣間見られたような気がします。
主役である成瀬弘氏の名前を知ったのは、アルテッツァが出て、即買い (正確にいうと発売前に予約) した頃だったか… その後もあちこちの媒体でお顔や名前は見ていて、「へええ、こういうポジションの人がいるんだなあ」と強い印象を受けてました。
でも、現社長との関わりはよく知らなかったので
ネタバレは避けますけれど、「いい話だなー」「いい言葉だなー」と思う記述が随所に出てきます。ことにクルマ好きの人だったら読んでみて欲しい。
Comments
マツコ・デラックスの夜の巷を徘徊する、のトヨタ特別回で社長がテストドライバーの資格を取って今でもガンガンレースに出ようとしている、とかやっていました。テストコースを200㌔以上でぶっとばすとか、マジもんの技術開発部門に進入、最後にヤリスのラリー仕様をマキネンがグルグル回すとか、モータースポーツファンがどよめくレベルでしたw
そんなこんなで、今の社長は車の在り方に物凄く意味を持たせている方ですし、成瀬さんはその方向性を作るのに極めて多大な影響を与えた方ですから、面白いでしょうね、この本。
Posted by: ぼろねこ2k | May 18, 2017 12:47 PM
基本的には計算して数字でやれるけれども、それだけでなく、さらに人間の「感覚」も大事にしないと、というのがキモのようでした。クルマに限らず、飛行機でもなんでも、似たような話はありそうです。
操縦する部分でなくても、たとえばノブやスイッチのフィーリングの良し悪しという問題もありますし。
Posted by: 井上孝司 | May 18, 2017 01:58 PM