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October 2017

Oct 31, 2017

2017 年 10 月のお仕事・その 7

今月の〆は「イージス艦事典」。なんかいろいろ書いてまして…

  • イージス艦の基礎知識
  • イージス戦闘システムのバージョン
  • 最新イージス艦のポイント
  • イージス艦ウェポン カタログ
  • イージス艦カタログ「こんごう」型護衛艦
  • 世界の防空システム艦概論
  • イージス艦を知るための重要用語

何がいちばん大変だったって、最後の「イージス艦を知るための重要用語」です。現物を御覧いただければ、その理由が分かります。あと、バージョンごとの相違を調べ上げて簡潔にまとめるのも、ちょっと手間がかかりましたっけ。

でも、手間をかけただけあって (自分でいうな)、リファレンスとしてお役に立てそうな一冊であります。

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Oct 30, 2017

これって撮ったことあったっけ ?

…という場面が、チョイチョイ発生します。ことに、JAL や ANA の 737、777、787 といった、遭遇する機会が多い機材は。

それで思案の結果、撮った数が多い機材について遅ればせながら、撮ったことがある機体のレジをリスト化して、OneNote に書き込んで OneDrive に置いておくようにしました。こうすれば、出先でパッと PC やスマホからノートを開いて確認できるし。

飛行機でも列車でも、撮った写真をどういう風に分類・整理するかについては、それぞれ一家言がありそうですけれど。ただ、求める要件がすべて同じではない以上、万人に通用する共通の手法って存在しないんでしょうねえ。

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Oct 27, 2017

2017 年 10 月のお仕事・その 6

お次は「丸」。「陸に上がった神の盾『イージス・アショア』」です。

「北朝鮮のせいで、BMD 関連の記事ばかりいっぱい書いてる」といって、Lockheed Martin Missiles and Fire Control の元陸軍中将氏を大笑いさせたのですが、その「いっぱい書いてる」のひとつがこれ。

特集は、空母「赤城」。あと、文谷さんの「魚雷基礎講座」や、布留川さんの F-22 デモパイロット インタビューなど、読み応えのある記事がいろいろ。

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Oct 26, 2017

千里川土手で R/W 32R 着陸機を撮る

というわけで千里川土手に繰り出してきたのですが、行く前に迷ったのがカメラとレンズの選択。主目標はリージョナル機の一群で、これらはたいてい R/W 32R に降ります。

ところが、R/W 32L と比べると R/W 32R の接地点はだいぶ北西側に寄っているので、千里川土手の位置だと、まだそれなりに高度があります。(だから、進入してくる機体の高度を見るだけで、どっちに降りるか分かる利点もありますが)

高度がある上に機体が小型。ということは、相応に長いタマが要るということ。伊丹スカイパークからなら接地点の真横に占位できそうですが、こっちは R/W 32R までの距離があるので、大砲が欲しそうです。 それで結局、スカイパークは止めて、千里川土手の R/W 32L 向け進入灯 (下の地図で、川に細い橋みたいなのがかかっている位置) より少し北側に陣取りました。

そこで撮ったのが以下の写真。これは EOS 7D Mark II と EF 100-400mm II のテレ端の組み合わせですが、真横から撮るなら 210mm (35mm 換算 340mm ぐらい) でいけます。多少、お腹がメインになるのを我慢すれば、もう少し北側に寄って、フルサイズ機と 300mm でもいけそう。

比較的、小型な ATR42-600 でその数字なので、もっと大きい E-Jet なら余裕が増すし、Saab 340B だと分が悪くなります。晴天順光なら、APS-C 機に 70-300mm を合わせるのが、身軽になれてベストかなと思いました。

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Oct 25, 2017

2017 年 10 月のお仕事・その 5

続きましては「世界の艦船」。特集「『フォード』vs『エリザベス』」の中の、「米英新空母の未来図」を書きました。

建造の経緯、目下の搭載機、構造・メカニズム・システムに関する解説は別項に譲り、「その先はどうなるの ?」というテーマで、かなり好き放題に、でも荒唐無稽にならないように書くという、簡単そうで簡単でないお仕事。

かなり悩みましたけれど、それなりに現実味のある仕上がりにはなったと思っております (汗)

あと、私は何も関わっていませんが、「海上自衛隊全艦艇史」は、リファレンスとして手元に置いておくと、なにかと役に立ちそう。

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Oct 23, 2017

川の様子

昨夜は台風関連のニュースと選挙のニュースが気になって、あれこれザッピングしていたら夜更かししてしまいました。さらに早朝に風の音で目が覚めてしまうというおまけつき。結局、脚は軽く痛むし頭は重いしで、ヘロヘロ。

ひとつ「便利になったもんだなあ」と思ったのは、うちの近所を流れている川の水位や要所要所のライブ映像を、区の Web サイトで自宅にいながらにして見られること。水位については今の数字だけでなく過去の推移も見られるので、増えているか、減っているかも分かるし。

これで「ちょっと川の様子を見に行ってくる」といって、そのまま流されることもない ! (←

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Oct 20, 2017

2017 年 10 月のお仕事・その 3 & その 4

お次は「Jwings」。いつもの「月刊 F-35」に加えて、特集「自衛隊×無人機」の中の「ますます広がる ? 無人機の活躍シーン」を。

といっても、掛け声ばかりいろいろ出る割には、ISTAR (Intelligence, Surveillance, Target Acquisition and Reconnaissance) 分野以外への広がりを見せないのが実情。数少ない例外である BACN (Battlefield Airborne Communications Node) の話は書きましたけど。

あと、今月号は「未完の計画機」がブリストル・ブラバゾンなのが渋い !

一方、「新幹線 EX」の方は、いつもの「システム考察」で EX-IC とスマート EX の話を。いろいろお話を伺ってみたところ、これまでに考えていたよりもはるかに手の込んだことをしていた事実が判明してビックリ。さらに、将来を見据えた新しい開発の話も。

あと、特集「東北・上越新幹線 35 年間の進化」の中で、「私はいかにしてシートピッチ 980mm で三人掛け腰掛を回転させるようになったか」なんて趣旨の記事も書いてます。あ、実際の記事ではもちろん、もっと真面目なタイトルがついてますよ !

あと、このあいだ鷲宮保守基地で一般公開された REXS (レール交換システム) を使った、作業現場のレポも載ってます。徹夜取材ってだけでも大変なのに、雨だったんか…

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Oct 19, 2017

アルペンルート日帰り

6 年前に、乗りつぶしの一環として立山黒部アルペンルートを一日がかりで訪れたことがあります。ここに無軌条電車が 2 本あるから。そのときには、「あずさ」で信濃大町まで行って、そこから富山までというルートで、その日は富山に泊まり、翌日は黒部峡谷鉄道に。

で。

ふと思い立って時刻表をあたってみたら、今はアルペンルートだけなら日帰りできちゃうんですね。ちょっと寝坊気味のスケジュールを立てても、このとおり。

東京 0836 - (3505E) - 0959 長野 1030 - (特急バス) - 1215 扇沢 1230 - (関電トンネルトロリーバス) - 12:46 黒部ダム - (徒歩) - 黒部湖 1400 - 1405 黒部平 1420 - (立山ロープウェイ) - 1427 大観峰 1445 - (立山トンネルトロリーバス) - 1455 室堂 1540 - (立山高原バス) - 1630 美女平 1700 - (ケーブルカー) - 1707 立山 1725 - (富山地鉄) - 1828 富山 - 1925 - (576E) - 2212 東京

ひい。

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Oct 17, 2017

MMP の逆提案

フランス陸軍では、MILAN (Missile d'Infanterie Leger ANti-char) の後継として MMP (Missile Moyenne Portée) なる対戦車ミサイルの導入を進めているんですが、その MMP に関する記事が最新の IDR に載ってまして。

で、開発の経緯をみると、最初はジャベリンとスパイク LR を評価したのだと。その結果、「スパイク LR を自国の要求に合うように手直しするのはどうか」と DGA が MBDA に話を持って行ったら…

MBDA が「要求に合うものをうちで新規開発する。すでに自己資金で研究もしている」という逆提案をやって、それが具体化したのが今の MMP だと。

どこかで聞いたような話だと思ったら、P-51 ムスタングの開発の経緯と似たところがあるような。

まあ、フランス政府としても本音の部分では、自国のメーカーがクリーン シートで開発した製品の方がありがたかったでしょうけれど。

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Oct 15, 2017

2017 年 10 月のお仕事・その 1 & その 2

普通、その月のトップバッターは「軍事研究」なんですが、今月は「日経ビジネス」。

いつもの「テクノスコープ」で、JR 西日本の線路設備診断システムに関する記事 (と、JR 東日本の線路設備モニタリング装置についてもいくらか) を書きました。導入が明らかになったときから興味があったのですが、たまたま取材する機会に恵まれず、ようやく陽の目を見たネタ。

今回の取材でシステムの概要は把握できたので、また何か機会があれば、現車も取材してみたいところではあります。

そして二番手が「軍事研究」。今回は「軍事と鉄道」はお休みして、8~9 月に行われた北朝鮮の弾道ミサイル発射と核実験について、事実関係や各種の考察をまとめてみました。8 月の件を受けて原稿を書いて、それを送り出してホッとしていたら 9 月の件が勃発、加筆修正する羽目になったというね。

個人的な感覚からして奇異だなあと思うのは、北朝鮮の弾道ミサイル開発。いろいろな方式、いろいろな種類のミサイルが取っ替え引っ替え出てきますけど、あれって開発リソースの分散になりはしないのかと。むしろ、実現可能性研究をやった上で「これが行ける」と判断した方式にリソースを全部突っ込む方が、スピーディな開発ができやしないのかなあと。

もっとも、厳しい制裁措置を食らって、技術や物資やコンポーネントの入手に難渋する可能性を考えると、「ひとつの方式に絞り込まない」ことにも理はあるわけですけど。

それに、複数の方式を競わせる方が「尻を叩く」効果がある、と考えるかも知れないし。ただ、失敗したり成果が出なかったりしたら、よくて教化所送り、悪ければ犬の餌、となりそうではありますが。

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Oct 12, 2017

富士山と日没

一昨日・昨日と ATR の取材で鹿児島に行っていたのですが、全部が終わって鹿児島からの帰りに乗った JL650 の機上から、富士山と日没が綺麗に見えたのでパチリ。左舷・窓側の席をとったのは大正解。

_7D26147 (クリックすると拡大)

肝心の ATR に関する記事は、おいおい出ます。

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Oct 09, 2017

昨日のガックリ大賞

現美新幹線が大宮まで来るというので、熊谷で送り込み回送を待ち受けていたら、9659E に被られた… !

この後の本番は無事に確保したけれど、光線がいまひとつなのがねえ。どこか越後湯沢以北でリベンジ戦だな、こりゃ。

このクルマは海側と山側でサイドビューが違うので、両方とも確保したいところ。 中身の方は報道公開のときに見ているから、いいのだけど。

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Oct 07, 2017

本日のガックリ大賞

土曜・日曜しか成田に姿を現さない、エア タヒチ ヌイの A340。TN77 の上がりは必ず A 滑走路だけど、時間の関係でそろそろ光量が辛いところ。それでは TN78 の降りはどうかというと、北風のときに待ちかまえていると、いつも R/W 34R に降りてしまうので、このザマ。

たぶん、TN78 が着く時間に出発便がそれなりにあって、そちらに R/W 34L を明け渡さないといけないから、なんでしょうけど。しかし、R/W 34R の降りを職質されずに空港の外で、かつ午後に順光で撮れる場所って、まだ見つけてないんですよねえ (´・ω・`)

で、後で確認したらエア タヒチ ヌイは 5 機の A340 を 2018 年から 787-9 に切り替えるらしいので、捕獲するなら今のうち。ぐぬぬ。

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Oct 06, 2017

最近読んだ本 : 最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

以前からハードカバーは出ていたらしいのですが、見過ごしてました。文庫で出ていたのが目にとまって、即買い。

さまざまな分野の事故を取り上げて、事実経過や背景事情について解説しているのですが、事故そのものよりも、その事故に至るまでの経過に着目、それを複数のケースに分類しているのが目新しいところ。

そして改めて認識させられるのが、「連鎖」でしたね。ひとつのドジや不具合だけでは、そう簡単に大事故にはならないのです。ドジや不具合の連鎖があると大事故につながるし、その過程で人為的な判断ミスや手抜きや骨抜きが入ると致命的。

そして全体を通じて流れているのが、「人がマシンやシステムを御する」という厄介な課題。人とマシンの関わりというところでは、少し前に読んだ「サイバネティクス全史」も良書だったので、この 2 冊を併せて読んでみるのがお薦めかも。

航空事故に関する本は以前からいろいろ読んでいたので、航空事故については馴染み深い (なんだそれ) 事例が多かったですね。

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Oct 02, 2017

手持ちの機材まとめ Mark X

過去の履歴が残るように、引退したやつを打ち消し線付きで残しているのは前回と同様 (コンデジ除く)。

前回掲載時との大きな違いは、EOS M5 が増えて、G1X Mark II が消えた… と思ったら、EOS M5 と EF-EOS M マウント アダプタの導入がトリガーになってニコンが一式消え去ったこと。そして、EOS 5D Mark IV が戦列に加わったのでありました。

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Oct 01, 2017

EOS 5D Mark IV × EF 24-105mm F4L IS II USM

…のコンビが手元に来てから 2 ヶ月が経ちましたが、今日のお仕事で初めて取材の現場に投入。当たり前といえば当たり前ですけど、他の EOS DIGITAL と同じ感覚で使えます。

ライブビューの AF が Mark III よりも速いので、そこはありがたいところ。カメラだけ地べたに近いところまで降ろしたり、あるいは頭上に差し上げたりして撮るのに、サッと AF が合ってサッと撮れるのは助かります。

地味に助かってるのは、撮ったその場でレンズ収差補正を効かせて歪みを消せることかも。従来だと、歪みが目立つカットは、後で改めて現像し直す必要がありましたからね。

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