普通、その月のトップバッターは「軍事研究」なんですが、今月は「日経ビジネス」。
いつもの「テクノスコープ」で、JR 西日本の線路設備診断システムに関する記事 (と、JR 東日本の線路設備モニタリング装置についてもいくらか) を書きました。導入が明らかになったときから興味があったのですが、たまたま取材する機会に恵まれず、ようやく陽の目を見たネタ。
今回の取材でシステムの概要は把握できたので、また何か機会があれば、現車も取材してみたいところではあります。
そして二番手が「軍事研究」。今回は「軍事と鉄道」はお休みして、8~9 月に行われた北朝鮮の弾道ミサイル発射と核実験について、事実関係や各種の考察をまとめてみました。8 月の件を受けて原稿を書いて、それを送り出してホッとしていたら 9 月の件が勃発、加筆修正する羽目になったというね。
個人的な感覚からして奇異だなあと思うのは、北朝鮮の弾道ミサイル開発。いろいろな方式、いろいろな種類のミサイルが取っ替え引っ替え出てきますけど、あれって開発リソースの分散になりはしないのかと。むしろ、実現可能性研究をやった上で「これが行ける」と判断した方式にリソースを全部突っ込む方が、スピーディな開発ができやしないのかなあと。
もっとも、厳しい制裁措置を食らって、技術や物資やコンポーネントの入手に難渋する可能性を考えると、「ひとつの方式に絞り込まない」ことにも理はあるわけですけど。
それに、複数の方式を競わせる方が「尻を叩く」効果がある、と考えるかも知れないし。ただ、失敗したり成果が出なかったりしたら、よくて教化所送り、悪ければ犬の餌、となりそうではありますが。
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