2017 年 12 月のお仕事・その 1
今月のトップバッターは「軍事研究」。お題はパトリオット地対空ミサイルと PAC-3 です。
今回のキモは、Lockheed Martin Missiles and Fire Control 部門の副社長インタビュー。ただしメインはあくまで製品解説で、要所要所に「インタビューで出てきた話」を挟む形でまとめてみました。
これまで疑問に思っていた話、身辺で疑問が出た話をいろいろと「中の人」にぶつけることができたので、いいチャンスだったと思ってます。
あと、記事中に入れた一覧表は、自分でいうのもなんですけど、労作。発射器のコンフィギュレーションとミサイルとソフトウェアのバージョン対応を、これだけ埋めた表って初めてかも ? 調べるのは大変でしたけどネ。
ちなみにこの記事の原稿。ネリスに旅立つ少し前に取材して、ロサンゼルスに向かう JL62 の機中で仕上げて、太平洋の上空から送信したという曰く付き。
Comments
やっと買ってきて読みました。
はて、パトリオットにTHAADのインターオペラビリティは…無粋ですね、はい。AN/TPY-2はなんか繋げそうなので、買えれば非常に効果的でしょうけど、途方も無くお高いのが…
逆にレイセオンがMEADSばりのトラックで完結できるパトリオットのバリエーションを考えてるんだろうなー、とかも思ったりします。PAC-3MSEの射程ですと、対空目標相手でもPAC2程じゃないとしても充分な射程が得られますので。
Posted by: ぼろねこ2k | Dec 19, 2017 10:48 PM
米陸軍だと、ノースロップ グラマンか開発している IBCS を使って、防空・ミサイル防衛関連の資産をまとめて管制できるのですけれど。ただ、これは野戦の機動部隊を想定した話ですから、日本だったらみんな JADGE につないでしまう方が現実的かもですね。
Posted by: 井上孝司 | Dec 20, 2017 06:25 PM