EOS RP が来た (2)
「EOS RP が来た (1)」の続き。
機能
EOS M5 と比べて「良くなった」と思ったポイントは…
- フォルダ分け。M5 と違い、RP は任意設定が可能
- カメラ内 RAW 現像が加わった
- バッテリの劣化度も表示するようになった。ただし残量の % 表示はない
M5 と共通、かつ 5D 系列や 7D 系列にない機能は…
- RAW と JPEG を別々に消す選択肢がある
RP になって、サイズを小さくした cRAW を使えるようになったので、32GB のカードで 1,000 枚ぐらいは撮れそう。
なお、RAW データのフォーマットが .CR3 に変わったせいか、ZoomBrowzer EX では RAW データを認識できません。これは、ノーマル RAW でも、圧縮した cRAW でも同じ。まあ、ZoomBrowser EX がすでに終息した製品だから、しゃあないかなあ… RAW データの仕分けは DPP を使う必要がありますね。
使っていて意外と気になるのは、センサー クリーニングの作動音。こんなに目立つ音を立てるボディは珍しいかも。しかもどういうわけか、電源 OFF のままでも、レンズの AF/MF 切り替えスイッチを操作するとセンサー クリーニングの作動音がするという (EF 40mm F2.8 STM で確認)。
操作系
操作系はよく練られてて、たとえば右手の親指をちょいと移動するだけで電子ダイヤルとモードダイヤルの間を行き来できるので、設定変更もモード変更も迅速にできます。
位置付けとしてはエントリー寄りだろうと思われるのに、モードダイヤルにカスタム設定が [C1] [C2] [C3] と揃っているのは二重丸。
あと、自分はあまり使わないけど、[AF-ON] がちゃんとあるのはキヤノンの良心 ?
再生時の拡大表示は、ボタンを押し続けながらダイヤルを回す方式… かと思ったら、5D3 や 5D4 や 7D2 と同様に、ボタンを押してからダイヤルを回す方式で使えるみたい。
ちょっと勝手が違うのはカメラ内 RAW 現像。従来は 1 枚ずつ個別にやるしかありませんでしたが、RP は複数枚に対して同じ操作を一斉に適用できるようになりました。その関係で、RAW 現像に入る前の操作が増えてます。
試写してみたら
まず、3/17 に城南島に行ってみました (←いきなり飛行機とは)。民航機の降りならスピードも動きもたいしたことはないので、EVF でも余裕をもって追えます。ただ、追尾 AF だと AF が遅れる傾向があるようで、ゾーン AF の方が確実。
撮った写真を見ると、全体的に露出がややアンダー気味という印象。端の方が流れ気味なのは、ボディではなくて、たぶんレンズ (EF 70-300mm IS II) のせい。
JPEG 保存時の圧縮率は、低い方 (高画質側) がベター。高い方は相当に圧縮しているみたいで、画質に影響が出てるような印象。
なお、社外品でも SIGMA Gloval Vision 世代のレンズは収差補正が効きます。これは 5D4 と同じで、うちだと 150-600C が該当。もちろん DLO は効きませんけれど。
次に列車相手でも試してみましたが、被写体を追いながらバリバリ高速連写するのでなければ、普通に使えそうです。連写に頼らず、一枚切りで勝負をかけろということですかね ()
Comments