2019 年 5 月のお仕事・その 4 & その 5
続きましては「航空ファン」と「Jwings」。
「航空ファン」ではいつもの海外ニュース欄に加えて、第一特集「F-35 欠陥機説の真偽を探る」。本稿では、飛行停止に発展した過去の事案をピックアップして、振り返ってみています。
実のところ、「F-35 欠陥論」を唱える人って「966 件の欠陥がある !」とか「OBOGS のトラブルが !」とかいうあたりを連呼するのが関の山。しかし、こちらは F-35 の不具合情報を広範に追い続けていることでは筋金入り。自分でいうのも何ですけど、そこら辺のダボハゼ付け焼き刃と一緒にされたくないですね。
そして当然、AF-27 や AF-63 の火災事故についても、公式の事故調査報告書を手に入れて検証してみてます。昨年の F-35B の事故は、まだ報告書が出てきていないようで、そこが惜しまれるところ。関連してF-22A の墜落事故についても事故調査報告書を手に入れてますが、これもどこかで取り上げる機会があるといいなぁ。
「Jwings」の方は、いつもの「月刊 F-35」に付け加える形で AX-5 の事故についても書きましたが、こちらは「巷間いわれている説を検証する」「事故報道との向き合い方とは」という視点で。そもそも、予防着陸したから欠陥機だなんていいだしたら、欠陥機じゃない飛行機はなくなっちゃいますって。
Comments
>J-wings
ボーイング特集で、ノースアメリカンの系譜がないことに絶望した!
前にもどこかで書いていますが、ボーイングの歴史にはP-51だって刻まれていますからね。
B-1現役なのにw。
Posted by: いーの | May 24, 2019 10:39 AM
それ私の担当パートじゃないので… (;・∀・)
Posted by: 井上孝司 | May 24, 2019 11:25 AM
すみません、ロックウェルの項目ありました。
二重に申し訳ありません。
Posted by: いーの | May 25, 2019 11:00 AM
私、昨日書店に行ってげんなりしましたよ。だってエアメモとかが記事になっているんだもん。ブルーも来ずに客も2万人しかこなかった冷え冷えなイベントのレポートがカラーグラビアで4頁とかあったりして(例年、モノクロ1頁でお宅らガン無視するくせにw)、うわ~、この時期、こんなにネタが無かったのかと思って、そのまま立ち去ろうとしたけれど、お前には郷土愛は無いのか! という声が聞こえて三誌ともかっちゃったんですけどね。
翌々月はパリがあるけれど、来月はなんかネタがあるんだろうか。
Posted by: えいじ | May 25, 2019 05:37 PM
ブルーが飛べない状態が続いているせいで、ブルーが出るはずだった他のイベント (岩国とか) の扱いが小さくなり、相対的に鹿屋の扱いが大きくなった可能性は…
航空祭みたいな、目立つイベントがないときこそ、企画力が問われそう (((( ;゚Д゚))))
Posted by: 井上孝司 | May 26, 2019 07:12 PM
最近はサイクルが当てはまらないけど、90年代までの航空雑誌は、4月頃(だったっけ?)には、予算の可決を受けて、一斉に「自衛隊の航空19××」なんて特集でしたねえ。
あと、何年分も並べて背表紙を眺めると、何年かおきにテーマがループしてたりしてw。
変わりばえがしないと思われて、「航空雑誌なんて10年前の記事が十分に資料として使える」とかって揶揄した人もいましたっけ。
とはいうものの、購買者の入れ替わりを考慮すれば、そうそう無茶もできないのでしょうけど。
Posted by: いーの | May 28, 2019 01:40 PM
そう毎月毎月チャレンジングな企画ばかりだとリスクがでかいし、時期的な「定番ネタ」が出てくるのは当然なんですが、年に一度ぐらいは「普段はやらないチャレンジングな企画」があってもいいんじゃないかなあ、と思ってはいます。
でも、結局は数字がついて来ないと後が続かないんですよね。
Posted by: 井上孝司 | May 29, 2019 12:04 AM