2019 年 6 月のお仕事・その 1
6 月 20 日発売予定なので「今月、最初に店頭に並ぶ」ではないのですが、すでに通販の予約は可能になっておりますので。
ということで、新刊「図解入門 空母がよ~くわかる本」でございます。基本的にはメカニズムの話が主体ですが、オペレーションの話や、人材育成の話なんかも入ってます。自分で撮った写真のストックが増えてきているおかげで、こういう本を作るのが楽になってきた部分もあります。
「空母いぶき」との絡みを憶測されている場面があるらしいのですが、もちろん単なる偶然。この企画が動き出したのは昨年の夏あたりですから。
Comments
>「空母いぶき」との絡みを憶測されている
あの火力発電の本の感想の中に、「石原都知事がぶち上げた、浮体火力発電の話が読みたくて購入」とあって、正直「そう簡単にはいかんのですわ」と言いたい気持ちをぐっと抑えてました。
Posted by: いーの | Jun 05, 2019 11:25 AM
ひとつの本を企画して、執筆して、編集とレイアウトをやって世に出すまでに、どんだけのリードタイムが要るか、知らない人が多いのかも知れませんね。
キャッチーな時事ネタが勃発すると、あっという間に (どうやってるのか知らんけど) 関連書籍がワッと店頭に並ぶのを見ていれば、なおさら。
Posted by: 井上孝司 | Jun 05, 2019 01:16 PM
>関連書籍
友人に聞いた限りでは、編集プロダクションに丸投げして、かき集められた人達で手分けして一週間くらいで書いているみたいですね。
台割とかレイアウトと執筆が並行作業だそうで。
京阪神住まいで、かつパートタイムではお断りせざるを得ませんでしたが、ゲームのノベライズを1週間で120枚だったかな? という話がありました。
Posted by: いーの | Jun 06, 2019 10:30 AM
>かき集められた人達で手分けして一週間
それでまともな内容の本ができるのかしらん… ( Д) ゚ ゚ ポカーン
Posted by: 井上孝司 | Jun 06, 2019 07:36 PM
>かき集められた人達で手分けして一週間くらいで書いているみたいですね。
ムック本の現場を推測すると、まず刷り部数が知れているから、そこから逆算すると、時間もコストも掛けられない。どれだけ安上がりに作って、素早く出すかの話になります。
しかも、ライターは担当した自分の頁にしか責任を負えないから、全体のレベルには口を出せない。祈るしかない。それを考えると、個人の名前やサークル名を背負って、それなりの時間を割いて調べて発行されるコミケの薄い本の方が、遙かに信頼性があったりする時代になりました。
私が軍艦関係の本で、これは買う買わないを判断する一つの基準は、艦内配置というか、各デッキの構造図解があるかないかで決めることにしています。こんな部屋があります、こんな区画もありますではなくて、いや私が知りたいのは、その区画はどのデッキのどの辺りにあって、そのお隣には何があるのよ? という情報だから。軍艦の本を出すときには、デッキ構造の頁を必須にするくらいのルールが欲しい!
Posted by: えいじ | Jun 07, 2019 08:01 AM
>遥かに信頼性
「世界の傑作機」でさえ、担当者が違うと同じ号の中で記述が矛盾するとか、普通にある時代になりましたからねえ。
多分、そういうノウハウが切り捨てられつつあるんでしょうね。
ただ、同人誌は同人誌で、問題がないわけじゃないんですが。
>デッキ構造
最近、イカロスの軍用機本がフォーマットが確定して、不正確ながら図面、細部のセンサーなどのクローズアップ、ウェポンと来て、使いやすくなっていますが、艦の方は、世界の艦船の影響か、写真の充実に偏っている感がありますね。
昔の「丸グラフィック」位でしたっけ。必ず、断面図とか載ってたの。
機密の問題もあるんでしょうけどね。
Posted by: いーの | Jun 07, 2019 10:31 AM
米空母の場合、弾薬庫の所在なんかは秘匿事項ですしね。でも、たぶん中央部の下の方の奥深くだよね、という推測は成り立ちますし、弾薬組立所がどこの甲板にあるかは分かったので、今回の本では可能な限り、その辺の話も盛り込んでみました。
Posted by: 井上孝司 | Jun 07, 2019 12:53 PM