スウェーデン遠征のあれこれ (5) 発車標と列車名と号車と遅れ
日本だと、「何時何分のどこ行き」だけ頭に入れていれば済むことが多いですが、スウェーデンもそれは同じ。ただ、列車番号まで覚えておくと、より確実。駅の発車標には列車番号も出るので。
上の写真は、Kristianstad 駅のホームで撮影したもので、左上にあるのが発車標。
- Spår 1A : 1A 番線。ひとつの番線を前後で使い分けるときに A とか B とかつけます
- 07:38 : 発車時刻
- Öresundståg : 列車のオペレーター名
- Tågnr 1010 : 列車番号
- Karlshamn Karlskrona : Karlshamn 経由 Karlskrona 行き
- Bromölla Sölvesborg Ronneby : それぞれ、途中の停車駅
ちなみに、列車のことは Tåg、号車のことは Vagn といいます。ただし号車が 1 から始まるとは限らず、Vagn 11-14 + 21-22 + 23-24 なんてことも。ついでに書くと、一等は 1 klass、二等は 2 klass。
上の写真は CPH の駅で撮影したもの。Karlskrona 行きながら、途中の Hässelholm で 21-22 号車と 23-24 号車が切り離されるという意味。それより先に行くには、11-14 号車に乗ってないといけません。(自分だけじゃなくて、他にも「Karlskrona 行きのハコはどこかしら」とやっている女の子がいたっけか)
上の写真は、Linköping 駅の発車標。帰りに乗るはずだった SJ2000、507 列車が遅れて、所定 16:01 のはずが 16:40 になるという意味。
さて。ネット購入したチケットにはすべて列車名が記載されているわけですが、こんなに遅れたら (所定での接続がいいだけに) 乗り継ぎは崩壊して次の列車になります。ところが、乗るつもりだった列車のオペレーターは Öresundståg、その次に来る列車のオペレーターは SJ。はて、チケットは買い直し ?
結論からいうとそんなことはなくて、Linköping の駅で SJ の人をつかまえて訊いたら「そのままいける」との返事。その後、当該列車に乗車した後で乗務員に事情を説明したら「OK, OK」と、あっさりクリア。上下分離で複数のオペレーターが入り乱れているせいで、こんな取り越し苦労をする羽目に。まったくもう。
よくよく考えれば、駅の券売機では (SJ2000 みたいな全席指定列車は別として) 列車指定なしで売ってるわけだし。たぶん、売上はプールして、各社に適宜配分しているのでしょう。(ただ、本来乗るはずだった列車では 1 等の指定をとっていたので、それはパーになって 2 等に乗る羽目になった)
ちなみに、SJ の Web サイトやスマートフォン用のアプリで運行情報を確認できるようになっているので、これは押さえておきたいところ。遅延の有無だけでなく、列車の現在位置も教えてくれるので。
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