スウェーデン遠征のあれこれ (8) KAN VARA RESERVERAD
日本だと、「指定席車」と「自由席車」はきちんと分離されていますが、どうも違うらしいのがスウェーデン。というか、Öresundståg の流儀なのかも知れませんが。
どういうことかというと。チケットを買うときに、追加料金を払って「指定席」にすることができて、実際、自席を確保できるのですが、それは指定席車って訳ではないのですね。「当該列車の当該号車の当該席が、指定席券を買った誰かにアサインされると、その席が指定席になる。だれにもアサインされていなければ自由席になる」という仕組み。つまり「指定席車」でもなければ「自由席車」でもなくて、いわば「指定自由席車」。
その、アサインされているかどうかを示しているらしいのが、荷棚に席ごとに取り付けられている、この標示 。"KAN VARA RESERVERAD"
ところが困ったことに、スウェーデン語の標示はあるけど、なぜかここでは、英語が出ません。たいていのところで英語が通じるスウェーデンなのに、なんでこんなことに。
後でググって調べてみたら、これはどうやら「この席は指定されていません」という意味みたい。(参考 : 役に立たないスウェーデン語講座)
現実問題としては、列車がすでに始発駅を出て走り出した後で、誰かがネット予約で当該席の指定を取る可能性もあるわけです (私もやったことがある)。そうすると、同じ席が途中から指定席にバケラッタします。その場合、指定になる前に座っていた誰かさんがその席にいる可能性が生じるのですが、チケットを見せて「ここを指定したんだけど」というと移動してくれる。それがフツーみたいですね。
なお、これは regional train の場合で、SJ2000 みたいに最初から全席指定、先にチケットを買ってから乗らないとダメ、というものもあります。
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