貯まったマイルの使い方
マイレージ サービスにおいて、貯まったマイルの使い方で真っ先に思いつくのは特典航空券 (いわゆるタダ券)。タダで飛行機に乗れたような気がして、得した気分を味わえます。実際には、マイルを溜めるまでに多額の支出が発生しているわけだけど。
ただ、マイル単価の高い活用法という話になると、国内線の特典航空券では割が悪くて、国際線、それもロングホールの上級クラスになるほど単価が良くなる、というのが基本的な方向みたい。確かに、距離が 10 倍だから運賃も 10 倍で済むわけではなくて、上級クラスになると、もっと倍率がデカいですからね。
ただ、ステータス維持という観点からすると、国際線のロングホールで特典航空券を使うのってどうなの ? というのが個人的な考え。当たり前だけど、特典航空券で飛んだら搭乗実績は付かないから。それで私の場合、妥協案としてアップグレード特典を使うのを基本路線としました。
JAL の場合、エコノミークラス最安値の予約クラス L/V/S だとアップグレードできないけれど、ひとつ上げて予約クラス B/H/K/Y ならビジネスクラスへのアップグレードが可能。もちろんプレエコからビジネスクラスへのアップグレードも可能。そして、購入した航空券の予約クラスに見合った搭乗実績は付きます。
たとえば、価格差 15 万円ぐらいに相当するアップグレードで 3 万マイル投入すると、マイル単価は 5 円程度になるので、これならそれなりに割のいい取引かなと思ってます。
北米・欧州でエコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードすると、だいたい 3 万マイル前後が飛びます。でも、フライトマイルが何千マイルか入ってくるし、JAL カード払いならそっちのショッピングマイルも来るし、JAL カードにツアープレミアムを付けてればその分の上積みがあるし、ステイタス持ちならフライトマイルの割増があるし。
私は今年、ステイタスがサファイアだから、フライトマイル 105% 増しで、これはでかい (去年はクリスタルだったから 55% だった)。飛んでマイルを稼ぎつつ、次のアップグレードのために貯めこむという、ある種の自転車操業。
ただ、アップグレード特典の枠には限りがあるので、昨年に私が経験したように、「空きなし・キャンセル待ち」ということもあり得ます。私は首尾良くキャンセル分をゲッツできたからいいけれど、スカに終わったら大惨事。割高な航空券を買った挙げ句に席は変わらないわけだから (まあ、実際にはマイル積算率が 50% から 70% に上がる違いがあるけど)。
すると、B/H/K/Y と大差ないお値段でプレエコの設定があるなら、そっちにしておく方が「保険」をかけられていいかも。ただしスレンダー体型の私の場合、「プレエコの通常席とエコノミーの非常口席と、どっちがいいだろうねえ」と考えて、出入りが自由にできる後者にしちゃいます。これができるのは、座席幅に余裕がある SKY WIDER だから、ではありますが。
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