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Mar 01, 2020

最近の EOS RP

EOS RP が手元にやってきて、そろそろ 1 年ぐらい経つわけですが。

その間にいろいろ使ってみて、ムーアズタウンや浜松工場に行ったときは RP しか持って行かずに済ませたし、さまざまな被写体で試してもみました。実のところ、(自分が撮る被写体の場合には) 戦闘機と新幹線以外ならたいていの場合、RP でもそれなりにいけるんじゃないか。というのが目下の結論。

鉄道撮影の場合、事前に構図を決めて置きピンするなら問題なく使えます。それどころか、測距点を置けるエリアが広いから、むしろ置きピンはしやすいぐらい。だから、在来線の撮影だったら、それほど躊躇せずに RP を持ち出すようになりました。

ただし、置きピンを使うときに、測距点を領域拡大 AF にすると、狙った場所にピタリと合わせるのが難しくなって、ピントが精確に合わないことがあるみたい。そこで、スポット一点 AF にするのが確実 (下の DE10 の写真が、その例)。

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動きものを追いながら撮る場面も、民航機ぐらいのスピードなら、いけます。測距点を置けるエリアが広いから、事前に構図を決めて「この辺に機首を置きたい」という場所に測距点を置くのがポイント。このときには領域拡大 AF を使って「ハズレ」を避けてます。

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ただしミラーレス機の宿命で、レリーズタイムラグと EVF の表示タイムラグがセットで出るから、レリーズのタイミングは難しいですけど。レリーズでブラックアウトした次の瞬間に EVF に出る画は、実際に撮った画よりもほんの少し遅れたタイミングのものが出るので、その段階でフレームぎりぎりだと、たぶんアウト。(なお、撮影後の確認表示は OFF)

新山口駅を通過する新幹線を相手に試してみて、一応は「一発切り」で何カットか決めたものの、リスクはありますね。すると「これを逃したら後がない」というクリティカルな場面では、やはり 7D2 か 5D4 が確実。望遠寄りに振って角速度を落とせば、リスクを多少は減らせますけれど。でも、この手が使えるかどうかは場合によりけり。

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あと、なにせボディが軽いので、強風のときに振られやすい傾向はあるかも。長い望遠レンズを付けたときの重量バランスは、あまり良くはないですね。でも、この小型軽量ぶりは、荷物を小さくまとめたいときには間違いなく正義。

使っていて、ひとつ気になっているのは、絞り優先オートにしているとき、他の EOS DIGITAL よりもシャッタースピードの上がり方が早いこと。すると何が困るって、LED の発車標を撮ったときに、シャッタースピードが上がりすぎで文字がちぎれてしまうことがあるという。対策はシャッター優先オートか M モード。

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