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Mar 19, 2020

JAL Global WALLET が来た

JMB 会員でもないと馴染みがないかも知れませんが、JAL Global WALLET という旅行者向けプリペイドカードがあります。プリペイドカードだから、事前になにがしかの金額をチャージしておいて決済に使うわけですが、JAL Global WALLET は旅行者向けだから外貨対応。ただし海外専用というわけではなくて、円建てのチャージ金額があれば、国内でも使えます。

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まず円建てでチャージして、それを外貨 (主要通貨 15 種類に対応) に両替してから決済に使う仕組み。チャージ手段によっては、いきなり外貨でチャージする手もあるらしいけれど、うちでは使わんかな。

ショッピング機能は、mastercard のクレジットカードと同様に、端末にカードを突っ込んで PIN 入力、あるいはコンタクトレスで支払が可能。このとき、外貨は事前に両替しておく方法と、決済の時点で自動両替する方法があります。ただし自動両替だと決済時点のレートが適用されるので、円高のときに事前両替しておくと、得かも。

カードの機能として「ショッピング + ATM」という選択も可能で、その場合には mastercard 対応 ATM からの現金引き出しも可能。ただし、「ショッピング + ATM」だとクレジットカードでチャージできないので、指定銀行口座への振込でチャージしないといけないのが面倒なところ。

自分は、海外 ATM でも使える口座とキャッシュカードを持ってるので、ショッピングだけできれば OK。その場合の限度額は月間 30 万円まで (「ショッピング + ATM」だと月間 100 万円が上限)。

そしてエアライン系らしいのは、両替と決済のそれぞれについて 200JPY ごとに 1 マイルつくこと。ただし JAL カードを使ってチャージしても、JAL カード側でのショッピング マイルはつかない仕組み。そりゃ、二重取りになっちゃいますからね。

あと、このカードには JMB の会員情報も組み込んであるので、国内線のタッチ & ゴーでも利用可能。まあ、これは JAL カード CLUB-A でも同じですけれど。同じ人がタッチ & ゴーに使えるカードを 3 枚も持っててどないすんねん。ということで結局、JMB の会員カードが自宅置き去りということに。

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で。JAL Global WALLET の何が便利なのか。

まず、プリペイドカードだから、事前にチャージした金額を超える利用ができません。ということは、盗難・紛失時のダメージを抑えられるということ。

また、Web サイトやスマホ用アプリでいつでも ON/OFF を切り替えられるので、必要なときだけ ON にして、それ以外は OFF という運用が可能。

メインのクレジットカードでスキミング、あるいは盗難の被害に遭うと、いろいろダメージがあります。でも、「クレジットカードじゃないけど、mastercard のクレジットカードと同様に使える」という JAL Global WALLET を日常の細々した決済に使えば、リスク低減になるんじゃないかと。

なお、ホテル予約時のデポジット、あるいは毎月のように発生する定期的な支払みたいに、使えない場面が幾つかあるのは要注意点。もっとも、お店なんかでの小口決済専用と割り切れば、問題にはならないはず。要は、クレジットカードを使う場面を「信頼の置けそうな相手」に限定できるところがミソ。

レートについては、手数料が細々と発生するので必ずしも得ではなさそう。レートの良さを謳っているけれど、これはもともとレートが良くない空港の両替所なんかと比較したときの数字みたいだから。ただ、レートで得することはできなくても、リスク低減にはなるし、それでマイルがつくならいいんじゃね、と考えてます。それに、少額決済ならレートの差が響く度合は少ないし。

とかなんとか御託を並べましたが、実のところ、JAL Global WALLET 導入の決定打になったのがこれ。

Jgw1 (公式サイトより引用)

2020/5/31 までに 50,000JPY 分の利用 (外貨への両替、海外での決済、海外での ATM 引き出しの合計) があれば 2,000FOP 降ってくるというもの。それでステイタス維持の一助になるなら、やるでしょ普通。海外決済だけだったら釣られなかったけれど、外貨への両替だけでもいいなら話は別。(←まんまと釣られている)

対応通貨の陣容からすると、50,000JPY をチャージして、一気に USD に両替かなと (ただし実際には手数料を取られるので、いくらか上積みする必要がある)。チャージ分の有効期間は最後の使用時から 5 年間だから、それだけ時間があれば使い切れるはずだし、為替差損が出るのを承知の上で円に戻し、国内で使う手もあるし。

ちなみに、この JAL Global WALLET、JMB 一般会員向けとステイタス会員向けがあって、券面のデザインが違うという謎仕様。上の画に出ているグレイ地のはステイタス会員向け。うちに来たのも、当然ながらステイタス会員向けです。

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