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Dec 14, 2020

まだまだ 7D2

うちに EOS 7D Mark II がやってきてから 4 年半ほど経ちます。光量不足で感度が上がるような場面になると、さすがにフルサイズ機じゃないとしんどいですけど、十分に光量があって ISO が 3 桁で済む範囲内なら、まだまだ 7D2 でも戦えるはず。ていうか、未だに 7D2 の能力を引き出し切れてないような気がするんですよね…

と思ったのは、先日に愛媛に遠征したときに撮った 2000 の写真を見たとき。ISO 500 まで上がってるけれど、それでもけっこうクリアに撮れてる。光量不足は、構図の工夫による角速度低減 (=SS 引き下げ) で補って。

Image_0_20201215101201

でもって、良いレンズを組み合わせて、ピントをビシッと決めてやれば、後で RAW 現像の際に悪あがきする度合が減るし、結果として無理が減ってトータルの仕上がりが良くなるはず。実際、以前に相生駅で、晴天順光で撮った猫電車なんか、文句なしですもの (使ったレンズは EF 135mm F2L USM)。

もちろん、絶対的に光量が辛い場面では無理しないで 5D4 や RP を使いますよ。絶対的な画質や「艶のある写り」では明らかな違いがあるから。でも、もっと積極的に 7D2 を使ってやってもいいんじゃないかと反省している今日この頃。来年の課題のひとつかな。

それで掲げた標語が「もっと AI サーボを信じよ」。飛行機相手ならともかく、鉄だと前部標識灯に騙される事態を懸念して、つい置きピンしちゃうわけですけれど。でも、三脚立ててる場合は別として、そうでなければもっと AI サーボを信じてやっても良いんじゃないかと。もちろん、前部標識灯にひっかからない測距点を選ぶ、ぐらいの工夫は要るにしても。まぁ、これは 7D2 に限らず、他の機材でも同じですね。

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Comments

>前部標識灯に騙される事態を懸念

 こういうのって、カメラ側に撮り鉄モードというのを設定すれば、技術的に回避は出来そうな気がするけれど。
てかこれ、夜間とか、薄暮に、ランプを点けた乗用車をAIサーボで追い掛けようとすると、同じ現象が起きるということですよね。

Posted by: えいじ | Dec 15, 2020 10:00 PM

うーん、前部標識灯みたいな「突出して強い光」に弱いのは、位相差センサーそのものの問題じゃないかという気がするのです (詳しい方フォローお願い)

DP CMOS AF でも同じかどうかは、試してみる必要があるかもですね。

Posted by: 井上孝司 | Dec 16, 2020 05:06 PM

探照灯を照射されて夜間見張員が目くらましを食らうのは、架空戦記ならお約束じゃないですか(マテ)。

普通の撮像素子だって、強い光を受けたらフォトダイオードが飽和します。具体的には光電変換された電子が隣接のフォトダイオードの領域まで溢れ出して、画像が滲みます。位相差AFセンサーだって分解すれば撮像素子と同じフォトダイオードですから、目くらましによってコントラスト像が得られなくなって、ピントが合わせられなくなる理屈です。

夜間・薄暮もコントラストの差が極度に激しいため、上記の事情で、ランプを点けた乗用車をAIサーボでは追いかけられないと思います。これは DP CMOS AF でも同じですが、ミラーレスの場合は測距点が山のようにあるので前照灯を避けたポイントでピントを合わせれば良く、その点ではミラーレスの方が有利かと思います(トラッキング AF もありますし。)

Posted by: 観音旭光の両刀使い | Dec 16, 2020 05:54 PM

すごい納得の行く説明で助かります m(_ _)m

確かに、ミラーレス機だと測距点が多いのと範囲が広いのとで、助けられている部分はままありますね。

Posted by: 井上孝司 | Dec 18, 2020 12:40 PM

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