AI サーボを信じよ
飛行機はともかく、鉄道が相手のときには、置きピンするのが通例だったんです。AI サーボ AF を使うのが定石なんでしょうけれど、前部標識灯に騙される可能性を懸念したり、測距点の乗り移りがうまくいくかという不安があったりして。
ただ、昔みたいに測距点が少ないカメラなら「数少ない測距点が討ち死にしたら、もはやこれまで」ですけど、最近の機材は測距点の数そのものが多いし、RF マウント機ならもうほとんど「面」で捉えてるようなもんだし。それで昨年の暮れあたりから、AI サーボ AF を使う場面を増やしました。
そして実際にやってみると、滅多に外さないんですなこれが (爆)
信じてなくてごめんなさい、私が悪うございました。ことに EOS R5。こちらに向けて突っ込んでくる新幹線電車を捉え続けて離さない、おそろしいやつ。
ただ、新幹線だとホームの先に停止限界標識や入信が立っていることが多くて、それを横切るときに引っ張られることはないか、という心配はしてますけれど。といっても、これは AI サーボのカスタマイズでどうにかなるかな… 経験的に、あれこれ頭の中で考えて設定をいじるよりも「基本的な設定」の方がちゃんと機能するような気はしているのですが。
あと、EOS RP だと AI サーボ AF×連写モードに設定したとき、バッテリの減りが早くなる上に連写速度が落ちるので、これは連写に頼らないで一発で決める覚悟が要りそう。まぁ、在来線が相手なら、それでもなんとかなりますけれど。
Comments
「α7R IVすを信じよ」ですか? #違うそうじゃない
正直、EOS R5 の AI サーボが信じられなかったら、どこの会社の AF コンティニュアスも信じられないと思いますが・・・。
そういう私は、何か似たような所で手に入れたばかりの PENTAX K-3 Mark III(愛称:K-さんざんマタサレター)を虐めていたのですが、ボディ側の AF 測距は AF-C でもかなり信頼できるレベルに至ったかなと思ったのですが、その性能を完全発揮できるレンズが少ないのが PENTAX の今の問題ですね(既に解ってた話ですが)。300km/h の新幹線を追いかけられるのは DA 55-300mm RE PLM しかない状況です。他はうまく追従できなくて、当たりコマの後に3コマ程度の外れコマが撮れるという・・・。。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | May 29, 2021 04:36 PM
率直な感想を申し上げると、テスト撮りの機会が極端に限られる戦闘機のマニューバーと違って、鉄ものは、一年365日、何処ででもテスト撮影が出来るわけで、そら、鉄ものの撮影で従来の問題を潰せないとなると、新製品の値打ちはないだろうと思ってしまうわけです。飛行機撮りの立場で言えば。
Posted by: えいじ | May 29, 2021 11:20 PM
>R5
いや、R5 は最近になって出た製品だから「信じてない」なんてことはなかったですけど。個々での話はもっぱらレフ機のことでして。
>テスト
テストというと。AF にとってハードな被写体といえば戦闘機と並んでスポーツですけど、あれはあれで違った難しさがありそう。撮影機会は確保できるものの、種目によって求められる要件が違うだろうし、どういうテストケースを設定すればいいか、と考え始めると…
Posted by: 井上孝司 | May 31, 2021 07:11 AM