あちら立てればこちらが立たず
動体撮影を行う場面が多いせいか、ワンショット AF と AI サーボ AF を切り替える場面が頻発します。ただし EOS DIGITAL の操作系だと基本的に、ツーアクション以上を必要としてしまうのですね。
EOS RP と EOS R5 では、[M-Fn] ボタンに、ワンショット AF と AI サーボ AF の切り替えをアサインできるので、そうしてきました。ところが困ったことに、EOS 5D Mark IV と EOS 7D Mark II では、この選択肢がありません。そこで目をつけたのが、絞り込みボタン。ところがところがところが。
EOS 5D Mark IV は、絞り込みボタンにワンショット AF と AI サーボ AF の切り替えをアサインできます。既定値では「押している間だけ切り替わる」ですが、ホールドの指定も可能。つまり、絞り込みボタンを押すことで、ワンショット AF と AI サーボ AF を交互に切り替えられます。これが EOS R5 だと、逆にホールドした状態だけ。
ただしこれまで、EOS R5 では [M-Fn] にアサインしていた機能ですから、入れ替えました。つまり、[M-Fn] は「静止画クロップ/アスペクト」の切り替えに変更、絞り込みボタンはワンショット AF と AI サーボ AF の切り替えに変更。これで、EOS 5D Mark IV と EOS R5 の間では操作を統一できます。
ただし、EOS 5D Mark IV に「静止画クロップ/アスペクト」はないから、[M-Fn] は、調光補正/ISO/ドライブモード/WB/測光モードの切り替えに。
ところが困ったのが EOS 7D Mark II。絞り込みボタンに、ワンショット AF と AI サーボ AF の切り替えをアサインできるものの、ホールドの指定がありません。つまり、「押している間だけ切り替わる」。そして EOS RP は、絞り込みボタンそのものがありません。
仕方ないので、EOS RP については [M-Fn] に [Q] ボタンの機能をアサイン。EOS 40D 以来、[SET] ボタンを記録サイズ切り替えにアサインしている関係で、本来の [Q] はそっちにとられてます。だからこれまで [Q] はタッチ操作だけとしていましたが、それを [M-Fn] でも呼び出せるように変更。ワンショット AF と AI サーボ AF の切り替えも含めて、あれやこれやは [Q] 画面から切り替えることにして、ワンタッチ切り替えは諦めました。
すると、もっとも割を食うのが EOS 7D Mark II。[M-Fn] は、調光補正/ISO/ドライブモード/WB/測光モードの切り替えにして EOS 5D Mark IV と揃えたものの、ワンショット AF と AI サーボ AF の切り替えだけは他のどれとも揃わない結果に。
ぶっちゃけ、レフ機でも [M-Fn] にワンショット AF と AI サーボ AF の切り替えをアサインできればすべて解決するのに、それができないばっかりに (´・ω・`)
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