2022 年 11 月のお仕事・その 2 & その 3 + α
今月は「軍事研究」と「Jships」のダブルでスタートする月。
まず軍研の方は、ノースロップ・グラマンの IBCS がお題。断片的には過去にあちこちで書いているものの、開発ヒストリーからきちんと包括する形で書いたのは、今回が初めてかも。幸いにも、しばらく前の iDR に詳しい記事が載っていたので、それを参考にしつつ。そしてちょうど本誌発売直前の 11/8 に、IBCS の IOT&E が完了したとのリリースが。
「Jships」の方は、ババーン ! 「たいげい」の艦内取材を敢行。士官室に始まり、発令所、魚雷発射管室、機関室など、艦内をひととおり見せていただくことができました。たまたま取材が金曜日だったので、厨房ではカレー作りの真っ最中。そして、一部の写真は私の撮影です。柿谷さん、忙しそうだったからかしら。
あと、連載「世界の艦艇建造所」はバス鉄工所。ちょうど、ここで建造したズムウォルトが横須賀に来ていたので、タイミングはよかったかなと。
そういえば先月末に書き忘れてましたけれど、「丸」ではいつも通りに海外ニュース欄をやってます。こちらが先に「たいげい」の話を書いてますけれど、艦内取材はなかったのですな。あと、「J グランド EX Vol.17」で、ノースロップ・グラマンの FAAD C2 システムについて書きました。
Comments
>「たいげい」の艦内取材を敢行。
おお! ひたすら裏山鹿。こんな新しいお船も見せてくれるようになったんだ。でもトマホーク積むとかなると、この建艦計画も途中で切り上げよね。
Posted by: えいじ | Nov 14, 2022 10:02 AM
もちろん、取材できるといってもいろいろ制約はありますし、見たけど書くのを差し控えた話もいろいろ。でも、それはこの業界の仕事をしている以上、仕方ないですね (´・ω・`)
最近、トマホークの話が賑やかだけど、ターゲティングどうするんでしょうね ?
Posted by: 井上孝司 | Nov 14, 2022 11:42 AM
軍研のIBCSのおはなし、1000㎞だかに広がった状態で相互接続とかパトリオットのローンチオンリモート(と言って良いでしょう)、もし米軍が対空自走砲を所持し続けたらどういう使い方をしてたんでしょうね。陸自87式対空高射砲にも広多無もとい野外通信システム乗せてなかったかなー、や、LINK16の今となってはほっそい帯域で情報を伝えるなら相当エッジ化でデータ量を削り取っているんだろうなー、とかいろいろ。
車だと安全運転支援システムで高レートの高解像度動画のやりとりはCAN-BUSをとっくにあきらめてetherあたりを併用しているようですが、軍用も似た様な状況なのでしょうね。無限に帯域を食い潰すオペレーションがドンドン出てきていますし。
この辺に来ると、評論家さんで解説できる人が日本は無論米国のアナリストでも果たしているのかどうか?
Posted by: ぼろねこ2k | Nov 28, 2022 10:13 PM
通信衛星が、頼りになるけど遅延が大きい上に数がない GEO から、LEO の衛星群で構成される方向に行く可能性があって。SDA トランスポート レイヤーなんか、そのイントロじゃないかと思うんですよね。この分野でも、従来の固定観念が壊されつつあるように思います。
Posted by: 井上孝司 | Nov 29, 2022 03:58 PM