EOS R10 は小さな巨人
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すんごく悩んだんです。EOS R8 が出たことで、EOS RP を EOS R8 に更新するかどうか。ただ、連写性能のアップが意外と少なかったことと、その割にはお値段が上がってしまったことがひっかかってて。あと、「光量さえあれば戦闘力を発揮できてしまう」せいで処遇を決めあぐねている EOS 7D Mark II の存在。
そこであれこれ悩んだ結果、ひねり出した暫定結論がこれ。
- PowerShot G1X Mark II を放出
- 出番が減っていた EF 24-105mm F4L IS II USM を放出して EF レンズのラインナップを整理
- EOS R10 の 18-45mm レンズキットを投入
EOS R10 の能力のほどは、昨年に借りて試写して記事にした際に把握済み。ただし高感度性能のことを考えると、EOS RP を置き換えるのは躊躇するところがあり、代わりに PowerShot G1X Mark II が押し出された次第。EOS R10 だって、EOS 7D Mark II あたりと比べれば、ずいぶん良くなったと思いますけど。
PowerShot G1X Mark II が案外と重くて (533g)、EOS R10 (429g) プラス RF-S 18-45mm (130g) でも増分はわずか。嵩はだいぶ増えるものの、これなら "絶対落とせない" 単独取材の際に、予備機として連れて行くのも苦にならないなと。持ち歩いてても悪目立ちしないから、ことに海外でオフショット撮るような場面でも有用。
そして、RF-S 18-45mm F4.5-6.3 IS STM を他の EOS R シリーズに合わせれば、x1.6 モードで「とりあえず付けとけレンズ」として機能できるのもポイント。まあ、RP だと 1,000 万画素足らずになっちゃいますけど、R5 なら 1,700 万画素は使えるから、これは実用レベル。
それに加えて、無視できない利点が、バッテリを LP-E6N/NH 系列と LP-E17 系列に集約できること。
さて。とにかく「小さいけど高速連写ができて AF も強い」のが R10 の魅力。ただし、その小ささのしわ寄せが来ている部分もあって、ことに望遠系の鏡筒が太いレンズを取り付けると、指の背面側が当たる場面もありそう。
試しに RF 70-200mm F4L IS USM を取り付けてみたら、私は指が細いから余裕あったけど、指が太い人だと当たっちゃうかも。
そして、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM を取り付けてみると、私でもキツキツで、コントロール リングに指が当たりそう。指が太い人だと入らないかも知れない。
実際に使い込んでみて、「あー、こういうところでコストをへつったのか」と思ったのは、DLO 用のレンズ補正データ。RF レンズはいいんですが、データを登録できる EF レンズの数が、すんごい少ないんですね。RP でも 5 本あるのに対して、R10 はわずかに 3 本。
あと、気のせいかも知れないけれど、全般に色乗りがあっさりしすぎてる感があって、これは最適設定を模索中。やり過ぎて彩度マックスになったらみっともないですが。
一方で、R シリーズでは珍しい「ストロボ内蔵」のメリットをひとつ。台車の中にカメラを突っ込んでライブビューで撮るときに、クリップオンだと場所を食うので、カメラを突っ込むのに支障することがあります。でも、内蔵ストロボなら楽勝。しかもバリアングル液晶だから、フレーミングを決めるのも比較的楽ちん。これで「アクティブサスのアクチュエータを撮っといて」なんて指令が飛んできてもだいじょーぶ。
Comments
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工
EOS R7 の線はなさそうで、EOS R8 も EOS RP 所有者には難しい所があるので、EOS R6 Mark II だと思ったら・・・。
なお、おまけ情報ですが EOS R7 に RF1000-500L は私の大きい指でも特段問題ありませんですた。
Posted by: 観音旭光の両刀使い | Mar 01, 2023 11:41 PM
ノリとしては「RF レンズが付くコンデジ」なんですよね。それにしてはえらく高性能なコンデジですが (ぁ
Posted by: 井上孝司 | Mar 02, 2023 04:04 PM