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Jun 14, 2023

シンクタンク バックストーリー 15

えーと。カメラ用のバックパックならすでに、同じシンクタンクのエアポート エッセンシャルズがあります。100 席未満の旅客機に持ち込める絶妙なサイズで、それでいて収容力はなかなかのもの。ラップトップの収納スペースが背中側ではなく、外側にあるのもポイント。ラップトップに余計な圧力がかからないし (まぁ Let's Note だから大丈夫でしょうけど)、出し入れもしやすいし。しかも電源アダプタまで同じスペースに収まっちゃう。

ただしひとつだけ難点があって、蓋をガバッと開けないと中身の出し入れができません。屋外で機材の出し入れをしようとすると、不安定な姿勢で手に持ってやるか、地べたに拡げるか、という話になっちゃいます。つまり即応性に劣るのが泣き所。

もうひとつ、ニコンのスポルト ワンショルダーバッグもありますが、これはラップトップが入らないのが問題。カメラだけ持ち歩くなら、これでもいいんですが。カメラバッグのためにタブレットを買うのはアホだし、そもそも 8in 級の Windows タブレットは絶滅したし (10in 級では入らない)。

そこで目をつけたのがシンクタンクのバックストーリー 13 なんですが、現物を見るとレトロスペクティブ 20 より小さいんじゃねぇかというサイズ感、しかもラップトップ収納スペースは Let's Note S シリーズがギリギリいっぱい。でも、サイズアップしたバックストーリー 15 だと、エアポート エッセンシャルズと大差なくなっちゃうし…

これらのサイズを列挙すると、こうなります。

スポルト ワンショルダー
・外寸 : H45×W26×D19cm
・内寸 : H41×W22×D14cm

バックストーリー 13
・外寸:H43×W26×D18cm
・内寸:H36×W25×D15cm
・PC収納部内寸:H34×W23×D2.5cm

バックストーリー 15
・外寸:H50×W28×D19cm
・内寸:H43×W27×D15cm
・PC収納部内寸:H40×W26×D2.5cm

エアポート エッセンシャルズ
・外寸:H45.7×W29.2×D17.8cm
・内寸:H41.4×W27×D12.7cm
・PC収納部内寸:H39.4×W25.4×D2.5cm

それで延々と悩んだのですが、結局「スポルトの代替 + レトロスペクティブ 20 に代わる取材用 + 海外遠征用」=「バックストーリー 15」という結論に。エアショーが絡むと望遠レンズが不可欠、かつ念のために予備も含めて 2 セット持ちたい。となるとバックストーリー 13 やレトロスペクティブ 20 では無理。エアポート エッセンシャルズでは、やや即応性に難あり。

それでバックストーリー 15 の導入に踏み切った次第。実際、これなら EOS R5、RF 24-105mm、RF 100-500mm、EF 400mm/5.6L、EOS R10、RF 15-45mm が入って、さらに予備のバッテリやマウントアダプタまで入るので、海外遠征はこれでいけると。ラップトップを足しても総重量は 8kg+α 程度。

並べてみると、スポルト ワンショルダーとバックストーリー 15 は意外と差がありません。これで入る機材が倍増して、ラップトップまで入るなら文句なし。

Image_4_20230614101701

エアポート エッセンシャルズ (左) と並べてみると、バックストーリー 15 (右) の方が少し縦長で、少し厚みがあるのが分かります。

Image_2_20230614101701 Image_3_20230614101701

少し幅が狭い関係で、エアポート エッセンシャルズならカメラ 1 台・レンズ 3 本にフラッシュと 2 泊分の下着の替えが入るところ、バックストーリー 15 だと無理。幅が微妙に狭いせいで、レンズを 3 列並びにできないのが原因ですね。キャパをとるか、出し入れの利便性をとるかという使い分けになるかなと。下の写真で分かりますが、下端の 1 列は小物しか入らんのです。

Image_1_20230614101801

とりあえず、お仕事がらみのあれこれを、レトロスペクティブ 20 からバックストーリー 15 に移動してみました。これで、日帰り取材に携行できる機材が増える理屈で、先日に成田に行ったときには、まさにその通りの運用に。カメラ・レンズを 1 セットに限れば、下着の替えと洗面道具を突っ込む余地ができるので、1 泊のお出かけもできます。これも実地検証済み。

「1 時間待機の荷物」として即応するのは相変わらず J-TECH の X-500 ですが、実のところ、収容できる道具立てはバックストーリー 15 も同じぐらい。まぁ、ショルダーがいいか、バックパックがいいかは状況によるので、適宜、使い分けかなぁと。

ちなみにこのバックストーリー 15、先日に成田空港で取材したときには雨天の中に持ち出しましたが、レインカバーの装着をサボったのに、中身はしっかり保護されてました。キャンバス製のレトロスペクティブ 20 だと、ちと不安が大きかっただろうなぁと。

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Comments

 メーカーは違うとは言え、早くからザック型に移行した私としては、随分と遠回りなさったのですねぇ……、としか。

Posted by: えいじ | Jun 16, 2023 06:22 AM

即応性という点ではショルダーの方が強くて、そっちの理由が大きいんですよね。それは今でも変わってないです。5 個 () あるバッグを状況に合わせて使い分け、ということで。

Posted by: 井上孝司 | Jun 16, 2023 01:44 PM

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