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Oct 25, 2024

2024 年 10 月のお仕事・その 1~その 3 プラス その 4

10 月分。

まず「新幹線 EX」では、「特集 孤高の新幹線・500 系 時速 300 キロへの道」の「集電装置の走行試験とは」「高速化と軌道保守の変革」「高速化における土木構造物への影響とは」とインタビューものを 3 本。お話を伺っていると、「なるほど、やはり」という場面があれば「意外や意外」という場面もあって、なかなか勉強になる取材でありました。

それと「Q&A で知るドクターイエロー」「SHINKANSEN NEWS EX」「EOS R5 Mark II を考察する」。EOS R5 Mark II については実機をお借りして、いろいろ試してみたのですけれど、たまたま行った現場に T4 が来たのは想定外の拾い物。

Jwings」では、「特集 KC-10 退役と空中給油機の科学」の「空中給油機とはなにか - 基礎知識編 -」と、いつもの「月刊 F-35」。空中給油のメカニズムは他の項に譲り、私はどちらかというと概論的な話を。

あと、「航空ファン」はいつもの海外ニュース欄。

今回、私は特集に何も顔を出していないのが「世界の艦船」ですが、お題がお題なので出る幕はなさそう。40cm 三連装砲塔 Mk.6 や Mk.7 について書いて、ということなら話は違ったかも知れませんけれど。

その特集を読んでいて思ったのですけれど。
戦艦の高速化は戦艦同士の撃ち合いよりもむしろ、空母に随伴して護衛を提供する能力の実現、という形で活きたんじゃないかと。

これに限らず、当初の想定と違う場面、違う任務様態に直面したときに、あまりにも当初の運用構想に最適化しすぎると、対応が難しくなる場面もあるんじゃないか。艦艇の運用期間は長いんだから、任務様態が変わっても対応できる懐の深さが要るんじゃないか。そんなことを考えてしまいましたね。

P.S.
その後、「」の掲載誌が手元に届いたのですが、今回はステルス技術と F-35 と B-21 の話を書きました。もう月が変わっちゃったので、新しいエントリを起こす代わりに加筆にします。

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Comments

完全に結果論になってしまいますが、第三次海軍軍備補充計画では大和型戦艦よりも超甲巡B65型相当の船(高角砲は八九式)を建造した方が
出番が多かったように思います

Posted by: メリッサ | Oct 30, 2024 10:18 AM

アメリカの戦艦が空母の直衛艦として有効活用できた一因として、副砲兼用の高角砲をどっさり載せて、しかもそこに VT 信管付きの弾があった件は挙げていいかも知れません。ただ、他国で同様の仕掛けができたかというと。

Posted by: 井上孝司 | Nov 01, 2024 05:53 PM

誤解を恐れずに言えば、最初から太平洋戦争は「航空機、護衛艦艇、潜水艦が全てを決める戦争」になってしまいました

Posted by: メリッサ | Nov 02, 2024 08:35 AM

太平洋戦争で「これはダメだろ」と思ったのは、日本が過去に想定していた作戦構想をぶん投げて、こちらから出て行ってしまったことでしょう。
それが「南方資源確保のために必要だったんだ」というならば、そもそも資源がないという前提は昔から変わっていないのだから、過去の対米戦想定・作戦構想そのものが間違っていたということになってしまいます。

Posted by: 井上孝司 | Nov 13, 2024 11:26 AM

仮に昭和17年中に最小限度の損害(空母1隻か2隻の喪失)でセブンシスターズを全滅させたとしても
昭和18年後半以降の帝国海軍は時間稼ぎが手一杯で
史実と同じ歴史の流れになったのではないかと
つまり「奇跡的に勝ちまくっても、最初から限界は見えていた」のかな?と

Posted by: メリッサ | Nov 15, 2024 08:40 AM

とどのつまり「ここ一発の決戦に勝てば OK」という発想の敗北なんですよね。

Posted by: 井上孝司 | Nov 15, 2024 06:55 PM

アメリカにしてみれば「長期戦になれば必ず勝てる戦争を自分から投げる必要性」がありませんからね

Posted by: メリッサ | Nov 16, 2024 06:56 AM

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