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April 2025

Apr 27, 2025

やっぱり EOS R10 は小さな巨人

ふたつ前のエントリの続きで。

そもそも EOS R5 を買ったのは「1 台でフルサイズ高速連写機と APS-C 高速連写機が手に入る」から。ただ、実際の現場では、望遠系と広角系の両方が欲しいことがあるわけです。

先日の Dyess AFB だと "Tora ! Tora ! Tora !" なんか典型例で、個々の機体だけ撮ってても全体像が分かりません。ドカンドカン爆発が起きて、煙が上がって、そこをテキサン改造の日本海軍機モドキが乱舞する… そういうイベント。だから、EOS R5 には RF 100-500mm を付けて機体をアップで狙う一方、EOS R10 に標準ズームをつけて、全体像が見える画を撮る。そんな運用をしてました。

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(これは "Tora ! Tora ! Tora !" でのひとコマ)

その EOS R10 ですが、もちろん RF 100-500mm を組み合わせたっていいわけです。たまたま初日は天気が悪く、バーズが水平系に限定して飛んでいたので、「ちょうどいい機会」とばかりに、この組み合わせを試してみました。

そしたら、ちゃんと撮れちゃうんですよ。いや、プロのカメラマンが細かく追い込んでいくことになれば、また話は違うんでしょうけれど。私がフツーに撮るぐらいなら、使えちゃう。

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とすると、EOS R5 で x1.6 クロップにする代わりに、EOS R10 に RF 100-500mm を組み合わせる手もありじゃないか。と考えてしまって。そこからさらに、レンズを軽くしようとすると暗くなっちゃうので、それはナシですが。

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Apr 26, 2025

2025 年 4 月のお仕事・その 1~その 4

まず「世界の艦船」。特集「ハリアー・キャリアー」のうち「ハリアー・キャリアーのメカニズム」を。それと、FFM の対豪輸出に関連して、コンペティターとなる MEKO A200 の話を書きました。

これを書いていて思ったのですけれど。艦の規模に関係なく STOVL 空母の発艦レーンは 1 本だけなので、多数機で構成するパッケージを運用する能力において、CTOL 空母と比べると、案外と制約があるんじゃないかと思えましたね。

航空ファン」はいつもの海外ニュース欄。「Jwings」はいつもの「月刊 F-35」ですが、今月もネタが多かったので、おねだりして (?) 3 ページいただきました。

旅と鉄道」もいつも通りに、ニュース欄と、連載「ネット予約攻略術」。ずっと「えきねっと」の話で引っ張ってきてますが、そろそろ他のサービスも取り上げてみる必要があるかなぁと。

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Apr 23, 2025

EOS R5 と RF 100-500mm の、ある意味、初の実戦投入

Dyess AFB のエアショー "Wings over west Texas" を見に、テキサスくんだりまで行ってきました。

B-1B が目当てで行ったのはいうまでもありませんが、2 機しかいないフライアブルな B-29 のうちの 1 機である "DOC" が何パスもしてくれたし、CAF の "Tora ! Tora ! Tora !" も初めて見たし、地上展示の B-1B はコックピットを見せてもらえたし。肝心の B-1B の飛びっぷりが少々もの足りなかったのは別として、得るものの多いお出かけに。

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(うっひょひょーい♪)

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"FIFI" はネリスで地上展示したのを見たことがあったけれど、今回の "DOC" は、飛んでるところに加えて地上で間近に見られたのが嬉しいところ。

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マニア的にツッコミを入れ始めたらいろいろあるわけですが、単純に出し物として楽しめるな、というのが "Tora ! Tora ! Tora !"。まぁ、日本人としては、ちょっとモニョモニョする感じはありますが。この写真は x1.6 での撮って出し。

で、そこに持っていったのが EOS R5 と RF 100-500mm のコンビ。最初は「レンズの焦点距離は 200mm まで」なんてムチャクチャいっていたのですが、この規制が撤廃されたので安心して持ち込めました。

そもそもこのコンビは、エアショーなど飛行機撮影の現場を想定して導入したもの。テレ端 500mm だと、ちょっと足りないかなと思ったのですが、それは x1.6 クロップで補えばよろし、という算段をして。ところが COVID-19 のアホンダラに加えて、ここのところ博物館まわりなどを優先していたせいもあり、エアショーの現場に持ち込んだのは今回が初めて。アクロを撮ったのも今回が初めて。

(よくよく考えたら、三沢で空自の F-35A を取材したときに R5 を持って行きましたが、あれはエアショーじゃない)

で。実際にやってみたところ、基本的には問題なく使えるなと。バーズを撮っているときでも、ミラーレスだから被写体を追いにくい、なんて感じはしなかったし。

ただ、x1.6 クロップを使うと打率が下がる傾向があって。ことに "Tora ! Tora ! Tora !" みたいに被写体が小さいと、このモードでないと明白に足りないので、x1.6 が確実に使えないと困るのですけど。(B-1B みたいにおっきな被写体なら、500mm でもお釣りが来るけど…)

もっとも R5 だったら「画素数の多さにモノをいわせて、鬼トリして解決」という力業 (?) も使えるわけですが。

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ヘルキャットが飛んでるところを生で見たのは初めて。これはフルで撮って鬼トリ。

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"Ace Maker" の T-33 は久方ぶりの遭遇。これは x1.6 で撮って出し。

この辺、もうちょっと実運用を積み重ねながら歩留まりを上げるための研究が要りそう。とはいえ、基本的には「十分に使える機材」と確認できて良かったですハイ。で、その x1.6 が欲しい場合の話については、また別のエントリで。

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